前回の補足です。 沖縄には「ウチカビ」といって、先祖供養や祭祀の際に使用される紙のお金があります。 以下はウチカビについての説明です。 【神や祖先を拝むときに使用する紙幣の模型。清明祭の墓参や盆・年忌などの先祖供養、あるいは御嶽などの聖地や屋敷内で神を拝むときに紙銭を燃やす】( 『沖縄民俗辞典』より) 前回の洞窟内の、何かを燃やした跡はウチカビだと思われますが、新聞紙や他のものもあったため、違うものを燃やしている可能性もあり、明言は避けました。 話は少しそれますが、私には〝従妹〟(女性のイトコです)が3人います。 1人が早逝したため、現在は2人で、その2人の従妹はどちらも国際結婚をしています。 11歳年下の従妹は中国の方と結婚をしていて、旦那さんの中国の実家に何回か行っています。 中国のその地域では、束になった紙のお金を燃やす風習というか、儀式があって、従妹と一緒に行った叔母も実際にその場で体験しています。 従妹と叔母はその時に不思議なものも見ていて、ウチカビのルーツである中国でもいろいろとあるみたいです。 全然違うテーマに話が流れているので、沖縄に話を戻しまして……。 2泊3日の旅の最終日は、最北端に位置する「大石林山」からスタートしました。 この日はあいにく朝からザーザーと雨が降っていました。時折やむことがあっても、1日中傘が手放せないという予報でした。 やみそうもない降り方だし、大石林山は山の中を歩くので、雨は遠慮したい~ と思いました。というわけで、穂高さんにお願いをしました。 すると、みるみるうちに空が明るくなっていき、なんと! 5分後に雨はピタッとやみました。このあとの写真を見ていただければおわかりになると思いますが、お天気は回復して、見事に晴れました!穂高さんはやっぱりすごい です。 事前に観光案内しか見ていなかった私は、行くまでは「パワースポット」「運気アップ」という情報しか知りませんでした。 ですから、単純に自然が癒してくれる種類のパワスポなのだろう、どのようなパワスポなのか知りたい、と軽い興味だけで大石林山に行きました。 登りはシャトルバスで「精気小屋・アシムイカフェ」まで行って、小屋を右から出ました。悟空岩から黄色いコースを半分程度歩き、また悟空岩へと引き返しました。今度は赤いコースを展望台まで登って、ぐるっとまわって小屋まで下り、帰りはシャトルバスには乗らずに、緑色のコースを歩いて駐車場まで戻りました。 黄色コースと赤コースの分岐点、悟空岩です。 黄色いコースはこのようなオレンジ色の手すりがあちこちに設置されていました。そのため雰囲気が明るかったです。 悟空岩から赤いコースを行くと……前方に何かあります。 背後の大きな岩が「石林の壁」でパワースポット、この石は「パワーストーン」だと紹介されていました。パワーがある石なのね、とさわってみると、この石に詰まっている「願掛け」が半端ない数で……びっくりしました。石のことはまたいつか書こうと思いますが、何百、何千という(万までいっているかもしれません)たくさんの願い事が詰まっていたのです。「ついでに私の分も上乗せさせてもらお~っと♪」と、私もひとつ願い事をしておきました。 振り返ってみるとこんな感じです。岩に神様は宿っていませんでした。続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』