Quantcast
Channel: 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba
Viewing all articles
Browse latest Browse all 2426

④斎場御嶽(せーふぁうたき)

$
0
0

沖縄を訪れる前に、ネットで観光案内をチラッと見たことはお話しました。 そこに書かれていた斎場御嶽は、パワースポットであり、昔の祭祀場〝跡〟となっていました。 まだ「御嶽」の意味をまったく知らなかったので、昔のパワーが残っているところなのだろうな、どんなパワーなのかな、程度の軽い興味を持っただけでした。 斎場御嶽に行く前に訪れた「おきなわワールド」で、たまたま見た「御嶽(うたき)」の説明では「神の降臨・鎮座する聖域」と書かれていて、あれ? もしかしたら神社のような場所? と、ここで気持ちを切り替えました。 「おきなわワールド」から車で20分くらい走ると、斎場御嶽に入る細い道路に着きます。 この道路は乗り入れ禁止になっていて、近くにある「がんじゅう駅 南城」の駐車場に車を停めるようになっていました。 入場券もここで購入して、7〜8分歩いて行きます。 斎場御嶽に入ると、まず久高島遥拝所がありました。 そこから少し傾斜がある道を上ると、森の中です。 本土の森とは雰囲気が違う南国の森で、歩くだけで南国森林浴ができ、森の力で癒されます。 この場所は、自然の力もすごいのだなと思いました。 斎場御嶽には聖なる場所が3ヶ所あって、まず「大庫理(うふぐーい)」が左手に見えてきます。 次が左奥にある「寄満(ゆいんち)」です。 この2ヶ所は、とても大きな岩の下に祈る場所が作られていました。 どちらも、神様にお話をする、お伺いを立てる、そういう繋がる・聞くという、通信っぽいことをする場所だったようです。 この2つの場所は、見えない世界で、かなりの人数の女性がいます。 幽霊ではないのですが、なんでこんなところに? と思いました。 この方々の力が強いので、撮る写真がすべてピンボケになりました。 最初の「大庫理」のほうは10枚ほど撮影したのですが、すべてピンボケです。 「寄満」に行っても、どうしてボケまくるので、ああ、これは自己紹介だけでなく撮影目的を言わないと撮らせてもらえないんだな、と思いました。 そこで、丁寧に目的をお話してお願いをしたら、やっと普通に撮影できるようになりました。 この2ヶ所にいる方々は、優しいとかそういう気配ではないので、間違っても石段を上ったり、お祈りの場に近づいてはいけません。 絶対に許してもらえないと思います。 次にメインである「三庫理(さんぐーい)」に行きました。 巨大な岩が2つあって、その隙間(三角形になっています)から奥へ行けるようになっているのです。 奥は狭いながらも、特別な空間があります。 ここで祭祀をしていたようです。 はっきり言いますと、噂で言われているようなパワーは、岩にはありませんでした。 全然、パワスポではないけどなぁ、というのが、正直な感想です。 海が見える方向には3段ほどの石段があって、石段の上からは久高島が見えるようになっています。(石段は立ち入り禁止です) どうやら久高島が重要な位置を占めるようだ、とわかりました。 斎場御嶽の入口にも、久高島遥拝所があったからです。 しかし……おかしい、と思うのは、香炉の場所です。 香炉は海とは逆側の岩の前に置かれているのです。 つまり、祭祀では、久高島に向かって祈るのではなく、岩壁に向かって祈る、というわけです。 島が重要なのに? と、不思議に思ったのですが、答えがわかりません。 私がこの場所にいる間、1人も観光客が来なかったので、「では、ちょっと」と、お祈りをしてみました。 岩の手前で正座をして、柏手は沖縄では違うのだろうけれど、本土での正式なご挨拶として2拍手をしました。 祝詞も違うとは思いましたが、沖縄での正しいご挨拶を知らないので唱えてみました。 そして、岩壁に向かって久高島(背中の方向になります)にいるであろう神様に焦点を合わせると……。 なんと! 久高島からものすごいエネルギーが、どーん! と来たのです! 後ろから来て、私の体を吹き抜けていく、という感じです。 体を吹き抜けたエネルギーは呼応する岩壁によって増幅され、一瞬でその場がものすごい強さのパワスポになりました。 うわぁ! なに? これ! と、その仕組みに驚きました。 岩を単体で感じようとすると、特別なパワーはないし、よくわからない……ただの遺跡? という感じでしたが、やり方が違っていたのです。 ここの祭祀空間は久高島とセットになっているのでした。 岩壁に向かって祈ると、島からびゅーっとパワーが流れてきて、岩がそのパワーを反射増幅して、もわもわ〜っとその空間にたまります。 そこでわかったのが、遥拝のためとなっている石段です。 久高島遥拝と書かれていますが、私に見えたのは、これは〝神様に来ていただくための石段〟でした。 ですから、祭祀で誰かがここに上って久高島を拝むのではなく、久高島から神様をこの場にお迎えする時に、神様にこの石段を使って下りていただく、その目的で作られたようです。 久高島かぁ……。 そこから海の向こうに見える久高島は、平べったい小さな島で、山岳系の神様がいるようには見えません。 どうしてそんなに重要視していたのか……謎ですが、でも島から流れてきたパワーはとても大きくて力が続きをみる

『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』


Viewing all articles
Browse latest Browse all 2426

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>