神社に置かれている狛犬には、基本、眷属が宿っています。(まれに宿っていないところもあります) その眷属の多くは、狛犬像のような姿ではありません。 東京都の「日枝神社」には、狛犬の代わりに狛猿が置かれています。 見た目はほっこりする可愛い猿の像なのですが、宿っているのは獅子です。 しかも、獰猛で、気性の荒い「ガオォー!」と吠える獅子なのです。 「怖い」とまで思う迫力です。 でも、像は可愛い猿ですから、参拝者がニコニコしながら「よし、よし」と撫でていて、そこが面白いです。(狛猿は撫でられるものとして置かれており、獅子もそこを承知で宿っています。ですから、この獅子に限り、撫でられても怒ることはありません) 京都府の「天橋立神社」の狛犬像にはヘビが宿っていましたし、 天狗が宿っているところもあり、ヤタガラスが宿っているところもあります。 中には、狛犬像そのままの姿、という眷属もいたりして、そこはバラエティに富んでいます。 眷属は、ひとことで説明できる姿(オオカミやキツネなど)と、説明するのが非常に困難な姿をしているものがいます。 皆様が想像もつかないような姿の眷属がいるのです。 大分県の「宇佐神宮」では、小さな福助人形のよ続きをみる
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