東京の街を、夜、あちこち歩くようになって気づいたのですが、東京というところは、狭い範囲で土地の「気」が違います。 田舎だったら、村ひとつ(大きな集落ひとつ)ごとに違っていたり、 東京以外の市街地だったら、たとえば、○○町1丁目から3丁目と、××町1丁目から4丁目と、▲▲町1丁目から5丁目を、足した範囲で違っていたりするのが普通です。 そこそこ広い範囲で土地の「気」が変化しているのです。 けれど、東京は○○町1丁目と、細い路地を挟んだ同じ○○町の2丁目で、違っていたりします。 ○○町1丁目より、もっと狭い範囲のところもあります。 (○○町1丁目というのはたとえです。町名の区割りは近代にされたものなので、土地本来の境界線、もしくは古い時代の境界線と一致していないのです。大体これくらいという、大きさを知ってもらうために例として書いています) これは江戸時代やその前の、時代の影響が大きいので、もしかしたら京都もそうなのかもしれません。 ただ、私は、京都の街を夜に歩きまわったことがないので、京都は未検証です。 土地の違いというのは、昼間は、明確にわからない部分があります。 というのは、太陽光が届いているからです。 太陽光のおかげで、よほど大きな違いがなければ気づきません。(晴れていなくても、雨天でも太陽光は届いています) で、太陽が隠れる夜になると、違いが鮮明に浮き上がってくる、というわけです。 ここで疑問に思う方がおられるのではないでしょうか。 土地といっても、東京はアスファルトで隙間なく舗装してあるし、ビルなども立ち並んでいる。 「土」がまったく見えていないのに…… つまり、土地にフタをしている状態なのに、違いがあるの? と続きをみる
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