もうすぐお盆ですね。 お盆は故人が家に帰ってきます。 「え? 亡くなった人は仏壇にいるんじゃないの?」 「あれ? 位牌に宿っているんじゃないの? 帰ってくるってどういうこと?」 と思われた方がいらっしゃるかもしれません。 ご先祖様や、亡くなったご両親、亡くなった家族の〝いる〟場所は、仏壇の中ではありません。 狭い仏壇の中にじーっと〝いる〟わけではないのです。 成仏した人が存在するのは、現実世界ではなく、あちらの世界です。 仏壇・位牌は、成仏した人が「顔を出すことができる」特殊な場所で、常時、そこに〝存在している〟わけではありません。 普段は、あちらの世界から、子孫を守っています。 しかし、年に1回、お盆にだけ、こちらの現実世界に戻ってくることができます。 位牌というあの世とこの世をつなぐパイプから顔を出すのではなく、自分自身の体ごと、そのまま帰ってこられるのです。 亡くなってから49日までの間は、まだ成仏していないので、、故人はさわれる距離ですぐそばにいます。 お盆に戻ってきて、家の中に〝続きをみる
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