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Channel: 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba
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祈祷とは

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神社では祈祷をお願いしたほうが、願掛けが叶いやすいのだろうか? と疑問に思われている方がいらっしゃると思います。 祈祷とは、神社に初穂料というお金を支払って、神様への願掛けを、神職さんに正式にしていただく、というものです。 なんだか特別な感じがするから、叶いやすそう……と思われるかもしれませんが、そのような仕組みにはなっておりません。 願掛けが叶うかどうかは、祈祷をしても、祈祷をせずに自分で一生懸命にお願いをしても、同じです。 祈祷をするということは、お賽銭箱に入れるお賽銭よりも、余分にお金を払うことになります。 けれど、余分にお金を払ったからといって、そこに神様のえこひいきはありません。 では、祈祷は、何が良いのか……と言いますと、一番ありがたいのは「神様との距離」が近い、ということです。 祈祷をお願いすると、祈祷をしている「その場所」に神様が現れます。 たとえば、古峯神社ではご祭神の両天狗が私の両隣に座ってくれていましたし、宇佐神宮もすぐ目の前に神様が出てこられました。 赤間神宮では神様が祈祷者のそばまでこられ、体を撫でてくれました。 祈祷をしている「その場」に、本当にすぐ目の前に、現れてくれるのです。 では、祈祷をしない場合は、どうなのでしょうか。 ほとんどの神社は、拝殿の手前で手を合わせます。 神様は、お賽銭箱の手前で願掛けをしていることや、そこでするご挨拶、お話、祝詞は全部聞いて下さっています。 にこにこして、参拝を喜んでくれています。 その時に神様がいる場所は、すぐ目の前の「お賽銭箱の上」ではありません。 でも、祈祷をすると、お賽銭箱の上に乗っているような距離感で会えるのです。 間近で見ることができる、という距離ですね。 しつこいですが、距離が近いからといって、願掛けが叶いやすいなどの特典はありません。 初穂料もお安くないです。 ですから、私もめったに祈祷はしないです。 私が祈祷をお願いするのは、境内に人が多くいて、集中するのが難しい、という時です。 祈祷をすると、祈祷者が数名と神職さんだけの空間になります。 さらに私語が一切ありませんから、シーンと静かです。 思いっきり集中できます。 神職さんの祝詞が良続きをみる

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