昔は、火事や戦乱、疫病、飢饉など、禍々しい出来事から抜け出すために改元をすることがありました。 「新しい時代」になれば、古い時代は過去であり、禍々しい出来事とともに後ろへと遠ざかっていきます。 1年サイクルの新年とは違う、この「時間」の考え方は、古くから日本にあるもので、1300年以上続いてきました。 日本の神仏は、日本の風土や慣習、日本人の考え方など、いろんなこの国特有のものとともに、長い年月を過ごしてきています。 元号が「時代」を示すものであることも、もちろんご存じです。 というか、大昔に私たち人間の考えに合わせて、仕組みを整えてくれました。 ですから、改元の時は、ちゃんと時代を分けると言いますか、過去を切り離すと言いますか、そのような影響を与えます。 チベットの近くにいる龍(たまに日本に飛んできます)とお話をする機会があり、「神様の日」についてお話を聞いたところ、「1日」と「15日」というのは日本固有であることを言っていました。 その龍神にとっての神様の日は、別の日にちなのです。 しかし、同じ龍神である日本の龍は「1日」と「15日」が神様の日であり、小さなお祭りの日です。 つまり、神仏は自分がいるその地域の人々の考え方や慣習などに合わせている部分がある続きをみる
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