前回のお話で、シキミをお供えする意味をお伝えしました。 高野山にあるお墓は、半数以上にコウヤマキ(高野槙)がお供えされています。 あちこちの花筒にさしてあったので、お坊さんがお供えしてるのかな、と思いました。 高野山内で育ったコウヤマキだったら、空海さんの境内で大きくなった植物です。 空海さんの波動を、わずかではありますが身にまとっていますから、場の波動を上げてくれます。 高野山にあるお墓はすでに空海さんの境内なので、コウヤマキをお供えをしても場の波動は変わりませんが、高野山ではない一般のお墓にお供えをすると、波動が少し上がります。 よって、故人が良い状態になります。 高野山にお出かけされた際は、ご先祖様のためにコウヤマキを買って帰るのもいいと思います。 私にとって、お墓のイメージはシキミですが、仏壇は「小菊」です。 小菊は茎や葉っぱの量に比べ、花が小さいので質素というか、なんだか寂しいという印象でした。 私が子どもの頃は、仏壇用に売られていたのは小菊の束しかありませんでしたから、どこの家に行っても小菊が普通でした。(地域によるかもしれません) 今はいろんなお花が使われているので、華やかなお花の仏壇を見ると「あ〜、よかった」とホッとします。 さて、このお花ですが、実はお花は、シキミのような「葉っぱ」や、コウヤマキのような「枝」にはない、〝供養パワー〟を持っています。 お花だけが持つ、パワーです。 人は亡くなって成仏をすると、そこがスタートとなって、霊的レベルが徐々に上がっていきます。 レベルが上がって、次の世界と言いますか、次のステップと言いますか、次へ、また次へ、と進むようになっています。 その上昇途中にいる故人を、お花は供養パワーでお手伝いをする、そっと背中を支えてあげる、みたいなサポートをします。 その力は、年忌供養やお坊さんの読経ほど、大きくてハッキリとした、強いものではありません。 また、写経ほど濃いものでもありません。 しかし、ほんわかとした、優し〜く癒やす供養パワーなので、もらった故人はとてもリラックスできます。 お墓でも仏壇でも、生花続きをみる
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