フランスでの数々の学び、そこで知ったことなど、書かなければいけないことはいっぱいあるのですが、今は締め切り間近で長いお話が書けず…… 前回からの美術つながりということで、とりあえず、ルーブル美術館のお話を書きます~。大英博物館、メトロポリタン美術館、カイロ博物館(エジプト考古学博物館)、ウフィツィ美術館など有名どころを見てきた感想から言うと、ルーブル美術館はモナリザとミロのヴィーナスがある、それだけで、すごい! という印象でした。ミロのヴィーナスは他の彫像に比べ、群を抜いて美しいと思いました。オーラがすごいのです。彫像なのに。さらにモナリザの実物を見た感想は、小さな絵なのに存在感が半端ない! でした。〝そこにいる〟という存在感が、強烈な強さなのです。でも、えらい暗い絵で、見た時の感想は「黒っ!」でした。第一印象は「黒っぽい」です。顔を見ると、魔女のような翳りがありました。2回見に行ったのですが、1回目は悲しそうにしていました。暗く翳った悲しみの感情を放出していたのです。描かれた顔は微笑んでいるように見えますが、放つ感情は微笑む感じではありませんでした。「何が悲しいのかな~」と思いつつ、モナリザの展示室を出ました。で、ぐる~~~りと全館をまわって、最後にもう一度、見に行くと……今度は怒っているのです!暗く沈んだ悲しい怒り、の感情です。何かを悲しみ、怒っているのでした。どちらにしても、絵の人物の感情は微笑みではありません。モナリザは本当にすごいです。存在感が人間の何倍も、何十倍もあります。この展示室は結構広かったのですが、そこにいた人間全員分より、はるかにオーラが強かったです。絵なのに感情を持っている、というそこもすごいです。何か霊が取り憑いているとか、高級霊が宿っているとかではありません。本当に〝絵〟なのです。〝絵〟なのに、感情を持っています。 今のところ、そのような絵はモナリザしかお目にかかったことはありません。 モナリザを見るためだけにルーブル美術館に行っても惜しくないと思いました。 あ、そうだ、ルーブル美術館にもミイラの展示があるのですが……これは、ですね……非常に怖いです。 他の博物館で見る、干からびた姿のミイラと違って、ここのは顔に布を巻いたままでした。ひ~~~~~~~~! と声が出そうな怖さでした。 ルーブル美術館には、どこかで見たような絵がたくさんあります。 肖像画のお話は、フランス郊外のお城を紹介する時に書きますね。 豪華絢爛です。 天井を眺めている時間が長いため首が痛かったです。 可愛い服を着たおじさんですね。誰? と名前を見ましたが、知らないおじさんでした。 おぉ~、こちらは現代にも通用しそうなイケメンふうのお兄さんです。 アップにしてみました。うー。訂正します。神経質そうな、気分屋さんっぽい男性です。「おい! コラ、そこのお前、ジロジロ見てんじゃねーよ」みたいな……。(ちょっと~、識子さん、絵画はそのような目線で鑑賞するものじゃありませんよ、という声が聞こえてきそうです) こんな感じの展示室でした。 迷路のようなルーブル美術館ですが、モナリザだけは案内があります。 フランスでは「ラ・ジョコンダ」と呼ばれています。 小さな絵なのに存在感が半端ないです。ここですでに、すごいオーラを感じました。 黒っぽいですよね。 暗く悲しい、という感情を放出していました。翳りが続きをみる
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