元夫が豊川稲荷東京別院のダキニ天さんにえらい気に入られているお話を以前に書きました。 あれからも、「そんなんあり?」というツキの良さが続き、小金にも恵まれ続け、そばで見ている私は……いや、本人もそうなのですが、「ひ~! ビビる~!」というツキ具合です。 少し前になりますが、「お礼に行きたい」と言うので、私も付き合いました。 元夫は相変わらずダキニ天さんを、キツネの女の〝神様〟と呼び、本堂の中で高らかに柏手も打っていました。 「パンパンしたらあかんよ……」と言うと、 「あ、そっか……」とあとは静かにお礼を言っていました。 ご挨拶をしたあとで、本堂内にある授与所を見ると、絵馬がありました。 元夫はいきなり、「俺、ここで人生初の絵馬を書く!」と宣言をすると、絵馬を購入していました。 そんなことを言うのは珍しいな、と思って見ていたら(ちなみに元夫は興味がないみたいで、私のブログを読んでいません)……授与所のお坊さんが絵馬を手渡す前に火打ち石で清めていました。 カチッカチッと勢いよく石を打つと、火花がパパッと飛びます。 おぉ~、小さいけれど火の浄化だなぁ、と見ていて、そういえば読者の方がたしか、火打ち石で清めてくれますよ、と随分前に教えてくれてたっけ~、ということも思い出しました。 ここは私も是非、火打ち石でカチカチしていただきたい! と、私はこちらを購入しました。 本堂を出て、元夫が書いた絵馬を絵馬掛け所に掛け、奥の院に行ってそこでもお礼を言い、2人でおみくじを引いて(元夫はますます金運が上がっていく、みたいなことが書かれたものを引いていました)、たくさんの良い「気」もいただいて、ありがたくお寺をあとにしました。 「まだ効果が続いているから、このままでいい」とのことで、元夫は今回はお金を洗っておりません。 豊川稲荷東京別院を出て、さて、これからどこに行く? となったので、「日本橋に行きたい」と提案をしてみました。 と言うのは、「千疋屋のパフェを是非食べてみて下さい」と、読者の方にメッセージをもらったことがあるのです。 甘いものが大好きな私は、すぐさまネットで調べ、「いつか行ってみたいな~」とずっと夢見ていました。 ここのパフェはお高くて、自分で払うのはちょっと……というお値段です。 この時、幸い、元夫に貸しを作っていた私は、「お礼はパフェでいいから」と言って、千疋屋に誘ってみたのです。 元夫は食事をおごるつもりだったのに、パフェでいいと言われ、「じゃあ、行こか」と軽いノリで答えます。 「ここから日本橋って近いん?」と聞かれ、特技がうろ覚えの私は、 「たぶん、すぐそこだった気がする」 などと、適当に返事をしたら……赤坂見附駅からは電車に乗らなければいけない距離でした。 まあ、でも、10分程度なので行ったのですが……。 現地でグーグルマップ検索をすると、「千疋屋総本店 日本橋高島屋店」と出たので、地図に従って高島屋を目指します。 東京にお住まいの皆様はご存知でしょうが、日本橋って……高級感あるんですねぇ……。 この高島屋のあたり、場違い感が半端なかったです! で、高島屋に行くと、2階のお洋服のフロアの一角にお店があって、私が以前ネットで調べていた「総本店」とはどうやら違うようです。 せっかくの、人生初の千疋屋高級パフェですから、ここは是非とも本店で食べたいところです。 すでにエスカレーターで2階に上がり、店内を歩いていましたが、そう言うと、 「え? どういうこと? また今から違うところに行くん?」と、元夫の顔が曇ります。 いや~、気持ちはわかります、だってこの日は猛暑日だったからです。 「総本店も日本橋にあるから、きっと近くやと思うねん」 「は続きをみる
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