今回は女性の方に向けて書いております。 生理についてのお話です。 時々、いただく生理の質問で多いのは、ずいぶん前から参拝のための旅行計画を立てていたのに、直前になって日にちがずれてしまい、生理になりそう……参拝はやめたほうがいいのでしょうか? というものです。 「遠くから行くのでどうしても参拝したいです。お参りはしないほうがいいと思うのですが……」と悩みが綴られています。 今まで、ブログの欄外っぽい一番下の場所に、チラッと生理について書いたりしていましたが、もう一度、しっかり書いたほうがいいのかな、と思い、改めてこれを書いています。 連続して取りにくい休暇を頑張って取って、ホテルや乗り物の予約もバッチリ、下調べをしたら近くに温泉があったから参拝したあとで入ろうかな〜、と、ウキウキワクワク、旅行を心待ちにしていたのに……生理がきた……。 「…………」 ( ̄_ ̄ i) なんで、今回に限って、ずれたん!? という経験は、女性の方なら1回はあるのではないでしょうか。 計画を延期することは難しいし、でも神様に失礼なことはしたくない……どうしよう、と悩まれることと思います。 このような時は、神様・眷属にちょっと我慢していただいてもいいと思います。 神前挙式などの、どうしても変更ができない場合もそうです。 できれば遠慮してほしい、と神様側は思っていますが、思うだけで、怒りまくってバチを与えることはありません。 ンモー、と眷属は眉をひそめるかもしれませんが、神様のほうは許してくれます。 もちろん、神様によって違いがありますから、許してくれても「また来なさい」と、ガラガラガラーッとシャッターを閉める神様もいます。 それは、生理が〝苦手だから〟閉めるのであって、嫌いになったから閉めるわけではないのです。 生理中の参拝が失礼だと〝知っていながら〟参拝したら叱られませんか? という質問もありました。 そこで今日は、ちょっと神様や眷属の視点から説明をしたいと思います。 神様・眷属が神社にいると、向こうから女性の参拝客がやって来ます。 生理中であることは、神様側からすると即座にわかります。 眷属は、ンモー、それあかんで〜、というモードになります。 親分である神様に対して失礼だからです。 でも、その参拝客の女性は、生理が失礼だとは知りません。 ですから、平気でズカズカと境内に入り、高らかに柏手(かしわで)を打ち鳴らし、願掛けをして、出て行きます。 知らないから仕方がないことは、神様にも眷属にもわかっています。 悪気がないことも知っています。 でもそれと、神様・眷属が、生理が苦手であることは別の話です。 この生理中の女性には、背中を向けてしまう状態になります。 さてそこで、もう1人、女性がやってきます。 この人も生理中です。 ンモーモードの眷属が、しかめっ面をしていると、その女性は鳥居のところで、丁寧な謝罪をします。 「生理中で申し訳ございません。でも、かくかくしかじかで、計画を変更できませんでした。失礼だと知っておりますが、以前から夢見ていた念願の参拝です。どうかお参りをさせて下さい。非礼をお許し下さい」 と、頭を下げるのです。 「おや?」と、眷属は思います。 謙虚に謝罪する人が珍しいからです。 続きをみる
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