本を作るプロセスの中に、校閲というものがあります。 私は見ていなかったのですが、ドラマにもなっていたので、私より詳しい方がいらっしゃるかもしれません。 簡単に言うと、日本語のプロの方が私が送った原稿の、誤字脱字・日本語の間違いなどを指摘してくれる、というものです。 先日、ゲラとなって戻ってきた原稿を見たら、なにげに書いた 【ゼスチャー】 の 「ゼ」 を指摘され 「ジェ」 とそこに正しい文字が書かれていました。 それを見た時は、あ、そっか、ジェなんだ、と思ったのですが、あれ? 私は間違った言葉をずっと使っていたの? と焦りました。 あわてて調べてみたところ、【ゼスチャー】 を使っている人も結構いたりして、もしかしたら 「市民権があるのかも?」 と思いました。 そこで、元夫にどっちを使う? とメールで聞くと……。 【ジェスチャー】 という返信が来ました。 あ、やっぱそうなんだ、と、「OK、この話はこれで終わり」 のつもりでいたら、続けてメールが来ます。 「ゼスチャーって何? ってなるで。Gesture やから」 …………。 ( ̄ー ̄; そりゃ英単語を見れば、ああ、ジェだな、とわかるけど、フツーはいちいち英単語を思い浮かべたりしないし~、というか、英単語のスペル知らないし〜、と思いながら、 「いやね、原稿にゼスチャーって書いたら、直されてたねん」 と送ると、 「せやろな。スーパーチャージャーかなんかのエンジン機構みたいやもん」 と返ってきました。 は? なんじゃ、そりゃ? 「ゼスチャー」 と 「スーパーチャージャー」 って(何か知らないけど)、文字数が全然ちがうし、そもそも〝チャー〟しか重なってないじゃん、だったら 「ジェスチャー」 も一緒じゃん、と思いましたが、まぁいいか、と話を進めました。 「昔、NHKで 【ゼスチャーゲーム】 って番組があったんだけど続きをみる
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