※今回、結構長い記事になっておりますので、お時間のある時にどうぞ~。 前回、グランドキャニオンの展望台をいくつかご紹介しました。 その展望台のあちこちで、神様がいるかどうか呼びかけをしてみました。 絶対にここには神様がいるはず、と私は思っていたのですが、予想に反して、まったく返事がありません。 一生懸命に呼んでも、誰も何も答えないのです。 あれこれやってみた結果わかったのですが、どうやら観光客がいるこちら側の場所に神様はいないようでした。 そこで今度は、谷底に降りていくトレイルを歩いてみることにしました。 「ブライト・エンジェル・トレイル」と「サウス・カイバブ・トレイル」という2つのトレイルがあるのですが、まずブライト・エンジェル・トレイルを歩きました。 谷底までの〝片道〟所要時間が約8~10時間、標高差は1311メートルというトレイルです。 谷底まで行くのは到底無理なので、1時間程度降りて、1時間半くらいかけて登ることにしました。 後日、歩いたもう一方のほう、サウス・カイバブ・トレイルは、谷底までの〝片道〟所要時間がなんと! 約12~16時間、標高差1433メートルとなっています。 どちらのトレイルも過酷で、年間250人以上の人がレスキューのお世話になっているという情報があります。 これは! 甘くみてはいけない! と、往復で2時間余りという無理のない、安全に歩ける範囲でチャレンジすることにしました。 行きはサクサク降りて行くだけですから楽でしたが、戻る時はものすごい坂道を登ることになります。 もちろんトレイルに柵はなく、道の端は崖のままで……落ちたら大ケガかそれ以上です。 そのような道を歩きながら、また呼びかけをしてみましたが、やっぱり声は聞こえてきません。 まさか、グランドキャニオンには神様がいないとか? えっ? まさかまさか……本当に空っぽの空間? と、考えた時に、あ、そうか、〝神様〟と呼びかけたら神様じゃない存在は答えないんだった、と気づき、 「どなたでも結構ですから、答えて下さい」と声をかけてみました。 すると、小人の仙人みたいなおじいさんが出てきました。 お前が思っているような「神様」は、ここにはいない、と言い、「ここにいるのは精霊である」と教えてくれました。 精霊、と言われても、よくわからなかったので、 「セドナでよく見かけた、あの笛を吹いているイラストの……あのようなお方が精霊なのでしょうか?」と聞くと、 「その笛吹きもいる」と言います。 ※画像はGoogleからお借りしています。 へぇ〜! そうなんだ! あのイラストはネイティブアメリカンの人が精霊を見て、それをそのまま描いていたんだ、と知りました。 小人の仙人は、「今から笛を吹かせよう」とありがたいことを言ってくれます。 その時、すぅ〜っと姿を現した笛吹きが、上のほうの場所に行って(この時、私はかなり下まで降りていました)笛を吹き始めました。 意外なことに、笛の音は聞こえません。 笛が始まると、それまでゼーゼーハーハー言って息も絶え絶え、足もだるくて重たかった私ですが、急に体がフッと軽くなって、息も一瞬ですっきり整いました。 平常よりも軽い元気な体になったのです。 「すっっっごーーーい!」と思わず叫んでしまいました。 癒しの笛の音だったのです。 下から見上げた時は、岩の上で笛を吹いているようにしか見えなかったのですが、上まで戻って何気なく見たら、笛吹きの精霊が乗っていた石は、なんと! ハートの形をしていました。 もう二重にビックリ! です。 うわぁー! なんだかすごいんですけどー! と大興奮しました。 精霊はハートの石の上で笛を吹くのです。 音はメロディとして聞こえませんでしたが、とっても癒され、体の隅々まで回復しました。 笛を吹いてもらってからは、しんどさから解放されて楽勝で登ることができました。 この笛の音は、もしかして……病気も治すのでは? と思いました。 それくらい肉体に好影響があります。 他の精霊はどんな感じなのだろう? と思ったら、10人くらいの、ものすごく小さな天使姿の精霊が出てきました。(15センチくらいです) 10人で、坂を登る私の背中を押してくれます。 よいしょ、よいしょ、という感じです。 すると、不思議なことに、全身がふわぁ〜っとあたたかくなりました。 ストーブにあたっているみたいに、実際に温度が上がってポカポカになったのです。 グランドキャニオンはものすごく高い位置にありますから、下から風がびゅうびゅう吹き上げてきます。 11月だったので、結構風が冷たくて「さっむー!」という感じでした。 それが急に、本当にほっかほっかにあたたかくなったのです。 物理的にこれって……あってもいいの? と思うくらい、あたためてもらいました。 グランドキャニオンには精霊がたくさんいます。 小人も多いです。 セドナの小人は某タイヤのキャラみたいでしたが、ここは小さな人間の小人です。 ロバの精霊もいますし、空にはワシのような鳥の精霊も飛んでいました。 この精霊たちは都会では生きられないそうです。 昔はあちこちに散らばって存在していたそうですが、今は自然がある場所に集まっているということです。 グランドキャニオンは特に多くの精霊が集中している、という話でした。 この日はここで終わり、翌日はアンテロープキャニオンに行き、次の日に今度はサウス・カイバブ・トレイルを歩いてみました。 私はこちらのトレイルのほうが勾配がきついように感じました。 1時間ほど下って、Uターンをして登る時に、「また後ろから押して下さ〜い」と、天使姿の精霊にお願いをしてみました。 すると、前回と同じく10人が現れて、よいしょよ続きをみる
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