※前回の続きです。 神域を登り始めると聖なる風が吹いてきます。 ここの神様の「気」は大変明るくてカラッと陽気です。 ですから、この「気」をたくさん受け取っている人は、とっても元気でポジティブになります。 ここではすれ違う全員が、と言ってもいいほど、みなさん、明るく陽気に話しかけてきたり、ハローと挨拶する時ににっこり微笑んでいました。 他のトレイルは、ここまでフレンドリーな人ばかりではありませんでしたし、中には挨拶を返しくれなかった人もいました。 この神様の「気」は素晴らしいな、と思って、そこで、ふと空を見上げて……腰を抜かしそうになりました。 亀が! 空を飛んでいるのです! 亀、です。 その亀のシッポが、生物の亀のようなシッポではなく、鯉のぼりの吹き流しのような感じのもので、ひらひらひら〜っとなびいています。 あ、でも、まっすぐになびいているのではなくて、ほんの少し、くねくねしていました。 新体操のリボンを波線のように動かした感じです。 でも新体操のリボンのように細いのではなくて、若干、幅が広めのシッポです。 亀が空を飛ぶとかアリ? と、もう本当に驚きました。 日本では見たことがありません。 さらに参道(神域なのでこう書いていますが、現地ではただの登山道です)の脇には、大きな神獣のフクロウが2体いるのも見ました。 参道を歩く人々を見守っていましたから、フクロウは参道をつかさどっている眷属です。 同じ山岳系の神様でも、外国ってやっぱり微妙に違うのですね。 このフクロウは、仙人みたいな古さというか、修行を積んで年を重ねているというか、そのような眷属でした。 カセドラルロックの神様は山岳系ですから、基本、玉置の神様とお仕事や力などは一緒です。 ただ、玉置の神様のように人間の面倒はみていないそうです。 それは、神様がしたくないからしないのではなく、人間のほうが頼みに来ないから、だそうです。 日本人は古来から山の神様を信仰してきました。 山に神様がいることを知っていたので、祠やお社を建てて、手を合わせてきました。 一生懸命に信仰するその姿を見て、神様のほうも、願いを聞いてやろう、守ってやろう、と面倒をみてきた歴史があります。 でも外国では、「神様が山にいる」ということ、「その山の神様にお願いをする」ということが、広く浸透していません。(そうされている人や民族もいるかと思いますが、日本ほど知れ渡っていないように思います) ですから、日本の神社のように手を合わせる場所がありません。 神様が願掛けを叶えてくれたり、守ってくれることを知りませんから、願いを言いに行かないのです。 セドナの神様も、人間の世話をしてもいいと思っておられるのですが、需要がないからしていない、というわけなのです。 「もったいな続きをみる
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