日本から出発してダラス空港に到着し、そこでの入国審査のお話です。 私を審査したのは40代くらいの男性でした。 まずは指紋を取られました。 私の前にある台の上に、スマホよりちょっと大きめのカメラがあり、そこに5本の指を置くように言われます。 「えっと? こう?」と、日本語で言いながら指を置くと、 「こういうふうにして」と言います。 で、その通りにすると、 「緊張しないで。リラックスして」と言うのです。 わざわざ言うくらいですから、緊張しちゃダメなのでしょう。 もしかしたら、指も緊張していて、フラットにカメラに接していないのかも? と思った私は、「リラ~ックス」と自分に言い聞かせ、肩の力をストンと抜きました。 すると、それを見ていた審査官が、下を向いて「フフッ」と笑っていました。 次に、いきなりこう聞かれました。 「今日、これからどこへ行く?」 へ? ですよね。 たいてい一発めの質問は、観光か? とか、何日滞在するのか? ですから、珍しいです。 んで、答えました。 「アルバカーキ」 「何しに?」 「ロズウェルに行きたいんです!」 「なんで?」 「え? 理由? だって、ロズウェルはUFOが墜落したところですよね?」 と言ったあとで、ふと思いました。 ユーフォーって、もしかしたら和製英語かも? ユー・エフ・オーと1個ずつ言わないとわからないのかも? そう思ったの続きをみる
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