新刊でご紹介している「法隆寺」の五重塔の、屋根の四隅には邪鬼がいます。 邪鬼は四天王のほとんどの仏像にもデザインされていて、そこでは、ぶに~っと踏まれています。 お寺にある邪鬼像は、このように四天王に踏まれていたり、石燈籠の上部(重たい石)を支えていたり、建築材を支えていたりします。 このようにあちこちで見る邪鬼の像ですが、意外と中に入っていることが多いです。 えっ! なぜ、そんなしんどい状態の像に、わざわざ邪鬼が律儀に入ってるのでしょうか? と、思われるかもしれませんが、 邪鬼は〝自分から〟 好きこのんで入っているわけではありません。 閉じ込められているのです。 自然界にいる邪鬼は悪霊です。 人間に取り憑いたり、動物に悪さをしたり、放っておいたら、悪いことばかりします。 四天王は見えない世界の「魔」と日夜、戦っています。 自然界にいる邪鬼も、退治をしています。 邪鬼は悪霊ですが、驚くことに、中には改心する可能性のある邪鬼がいます。(それがわかる仏様続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』