だいぶ前にご報告をしましたが、あれからも相変わらず、時間を見つけては皇居に行っています。 先日、幻冬舎の担当者さんとお話をしていたら、皇居の話題になりました。 そこで担当者さんが「平川門」がちょっと暗いように感じた……みたいなことを言って、 平川門が不浄門だったからでしょうか? とつけ加えていました。 私は東御苑に入る時は、いつも大手門を利用しています。 というか、大手門以外は利用したことがありません。 平川門は見たこともなく、どこにあるのかも知らなかったので、場所を確認して、その日に見に行きました。 赤い矢印が平川門で、緑の矢印が大手門です。※画像はグーグルマップからお借りしています。 こちらが平川門の第1の門「高麗門(こうらいもん)」です。 内側から撮影しています。(大手門から入って、皇居内を移動して平川門に行きました) そして、こちらが平川門の第2の門「渡櫓門(わたりやぐらもん)」です。 この渡櫓門には、このように、脇にもうひとつ門があるのです。 それが、「帯曲輪門(おびくるわもん)」です。 写真からでも感じ取れる方がいらっしゃると思いますが…… ここが、もう本当に、異常なほど暗く、重たく、見えない世界で空間が沈んでいました。 見るだけでもヤバいなぁ、という門なのです。(現地で見るのは、という意味です。写真を見るのは問題ありません) 帰宅してから、日本大百科全書(ニッポニカ)の「不浄門」の解説を見ると…… 【城門を分類する場合、その位置や建築の形態によるもののほかに、特殊な使用面からもみることができる。不浄門はこの例で、罪人や死人を城外に送り出す際に使う箇所である。忌門(いみもん)ともいい、糞尿(ふんにょう)の搬出口でもあった。城郭だけでなく藩主の館(やかた)などでも、罪人、死人は城門から出さず、多くは裏門の脇(わ続きをみる
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