高野山の奥の院に行った時に、空海さんに薬の話をしました。 副作用のことも詳しく言いました。 「……というわけで、違う薬に変えてもらおうと思っているのです」 そう言うと、空海さんが、 「その薬(降圧剤)は飲まなくてもよい」と言います。 えー! そんなことを言われても、実際に血圧が高いのですから、飲まないという選択肢はありません。 あ、そうか、空海さんは大昔の人だから、高血圧を知らないのかもしれない、と失礼なことを思いました。 当時は血圧計がありませんから、高血圧という病気もなかったはずです。 「空海さん、血圧の薬は勝手にやめたらダメなんですよ~」 「お前には必要ない。飲まなくてよい」 ンモー、空海さん、なに言ってるんですか~、と心の中で反論しました。(ひ~え~! 今、思い出すと冷や汗が出てきます) 「空海さん、もう1回言いますけど、血圧の薬は勝手にやめられないんです。しかも、飲むのをやめたら、また血圧が145とか150に戻ります。怖いです」 「お前は……食べる物を考えなければいかん」 え? 食べ物? ああ、それは……あちこちの神仏にも言われてきたなぁ……と思いました。 考えて食事をしなさいとか、甘い物を食べ過ぎであるなど、食生活をちゃんとしなさい的なアドバイスは、今までたくさんの神仏に言われてきたのです。 う~ん、やっぱり一度、しっかりと考えないと続きをみる
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