今年に入ってから、「人生」「人生の最期」について考えさせられることがいくつもありました。 「人生」については、まだまだ学ぶべきことがたくさんあります。(引き続き勉強中です) 今回、「ああ、そうなんだ~」と思ったのは、人間、死ぬ時は、自分がいる場所を見ているのではない、ということです。 たとえば、病室が高額で贅沢な個室だったとしても、豪華な個室で死ねてよかった、などと考えないのです。 自分がいる場所はわかっていますが、心の目はそこを見ていないからです。 逆に、大部屋の病室でも、救急車の中でも、介護施設でも、この場所で逝くのはイヤだなぁ、とも思いません。 「死」は、大事な自分の人生を締めくくるものです。 今まさに人生が終わろうとしている、その貴重な時に、自分がいる場所をじーっと見て、狭いとか、自宅がよかったとか、場所の感想を考えたりしないのです。 さらに、誰が駆けつけてくれたのか、誰がまだ来ていないのか、ということも気にしていません。 もしも、気にしていたとすれば、それはまだ死ぬ「瞬間」ではない、ということです。 亡くなる瞬間に見るのは、今から幕を閉じる「自分の一生」です。 寝ている場所の不満や、亡くなる自分の周囲に誰がいるのかなど、日常的な……もっとハッキリ言えば、世俗的なことは頭の中にありません。 ここまで頑張ってきた、自分の歩みを振り返るのみ、なのです。 「ああ、人生が終わるんだな~」と、穏やかに、笑顔で、自分に対して「おつかれさま」と言っています続きをみる
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