※前回の続きです。 その「万が一」は何かと言いますと……。 願掛けを叶えるのはご祭神の神様ではなく、眷属というパターンがあります。 願掛けのお仕事は眷属の修行になりますし、すべての願掛けをご祭神の神様がおひとり(1柱)のみで……ということは、大きな神社だったらまずありえないです。 なので、眷属が叶えることは普通であり、よくあることです。 この場合、お仕事を任される眷属は、そこそこ力があって格の高い、強い眷属になります。 さて、ここからが、「万が一」のお話です。 たまたま何かの事情で神様がお出かけになっている、 それなのに、力があって格が高い眷属たちも、避けられない理由で留守にしている、 そういうスカスカ状態なのに、神社は大忙し、残っている留守番の眷属が右往左往している…… とまあ、ありえない話ですが、「万が一」こういう状態になったら、力が十分ではない眷属が担当になります。 前回のたとえ話が受験なので、天満宮を想像されている方がおられるかもしれませんが、天満宮は非常にキッチリとした体制です。 合格祈願のプロフェッショナルですし、天満宮だったら、「万が一」は、まずないです。 ですから、ここでたとえ話を変更しますね。 お子さんが舞台俳優になって、初舞台を踏む、という設定にします。 チケットは当日券だけの公演です。 多くのお客さんが来ますように、公演が成功しますように、という願掛けです。 続きをみる
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