豊川稲荷東京別院は新型コロナ感染拡大の影響で、かなり前から、一般の人は本殿に参拝ができなくなっています。 奥の院も「終日封鎖」と、ホームページに書かれています。 どうしても本殿に入りたい、という場合は、祈祷をお願いすると本殿に入ることができます。 が、しかし、ほとんどの神社仏閣がそうなのですが、祈祷のお値段が……5,000円からです。 お安くないです。 お守りや福銭などは、境内にある授与所で購入しても、火打ち石でカチカチやってもらえます。 本殿に入れなくても、奥の院に入れなくても、お話をしたことはダキニ天さんに届くシステムになっています。 ですので、無理をして祈祷をしなくても、願掛けはダキニ天さんに届きますし、願掛けに関する説明なども聞いてもらえますし、浄化されたお守りも買えます。 どうしようかと迷いましたが、ダキニ天さんに直接お会いしたかったのと、親戚のお守りを買いに行ったので、そのへんのお願いもしようと思い、祈祷をしました。 祈祷は、メインのお坊さんと、その後ろに5名のお坊さんがいて、太鼓と鐘と磬子(けいす:大きなおりんです)を鳴らしながらのお経です。 お経が独特で、高野山や比叡山、他のお寺で聞くものとは違っているように感じました。 お経が始まると、ダキニ天さんが大きなお姿で出てこられます。 ごりやくありそーっ! と思わず拝んでしまう、そのような笑みを浮かべたお顔です。 笑みを浮かべたお顔というのは、ニッコリした優しい笑顔ではなく、クールな笑み……あ、いや、ちょっと違いますね、えっと……。 表現が難しいです。 ごく普通に優しい感じ、ニコニコした感じではありません。 たとえて言えば、頼ってきたのなら仕方がない、なんとかしてやろう、という雰囲気で、望みはなんだ? と聞いてくれている……そこでフッと笑みを浮かべた…… というような、「すべてをわかっている」というお顔です。 で! 一番驚いたのは眷属です。 お経のあいだ、ずっと、跳び交っているのです。 くぅ~、これも続きをみる
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