少し前に、久しぶりに参拝をした時のお話です。 おみくじを引きました。 豊川稲荷東京別院は、奥の院の前にあるおみくじのところに〝おみくじ専門の眷属〟が1体います。 来た人を見て、おみくじでどのようなことを伝えるのか……という仕事を専門にしているのです。 ここのおみくじは厳しめです。 なかなか大吉をくれません。 というのは、注意をしなさい、気をつけなさい、というアドバイスが細かいからです。 ちょっとしたことでも、用心しなさいよ、と教えています。 おみくじは書かれている内容がすべてではありません。 運気が下がっているから気をつけなさい、ということで、よくない内容を引かせることもあるのです。 私がおみくじを引こうとお財布からお金を出していたら、専属の眷属が「お前には、よい内容のみくじは与えない」とサラッと言います。 え! なんで? 眷属は、私がよくないおみくじを引くことで、他の人の意識が変わることもあるから、と言います。 運気が下がり気味、もしくは、近々ケガをするかもしれない、同僚が意地悪をするかもしれない、という場合、よくない内容のおみくじで注意をうながします。 気をつけなさい、くれぐれも用心しなさい、と。 でも、よくない内容のおみくじを引いたら、多くの人はガックリと落ち込むそうです。 歓迎されていないんだ、嫌われているかも? と悲しむ人もいるそうです。 眷属は、そのような人のことを心配して、心を痛めています。 アドバイスをしているのに、そう受け取ってもらえない、ということを、なんとかしたいみたいです。 そこで、豊川稲荷に時々通っており、ダキニ天さんとお話をし、モミまでいただいた私が、よくない内容のおみくじを引く…… ということで、よくない内容のおみくじはダキニ天さんの拒否ではない、とわかってもらえるというのです。 はぁ、なるほど……と思って、引いたおみくじがこれです。 すごいですねぇ。 本当に「凶」を渡すんだ~、とそこに驚きました。 小吉とか末吉かな? と思っていたからです。 しかしですね、そう説明されても、私も「凶」は、いりません。 というわけで、写真を撮続きをみる
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