※すみません。下書き保存をする時に間違えて「公開」をクリックしました。更新メールが届いた方、申し訳ございません〜。 せっかく空海さんの師匠である恵果阿闍梨に会えたので、ここは何か、お言葉をいただかなければ! と思いました。 そこで、つい、空海さんに「恵果阿闍梨から日本の方へ、何かお言葉をいただくことはできますか?」と聞くと、 「直接いただきなさい」と言われました。 恵果阿闍梨に向かって礼をして、「日本に持って帰るお言葉をひとつ下さい」とお願いしました。 すると、恵果阿闍梨はにっこりと微笑んで、優しい口調でこう言いました。 「素直であれ」 この言葉……ものすごーく簡単なように思うかもしれませんが、非常に深いです。 人を疑うな、という意味ではありません。 誰でも何でも信じなさい、と言っているわけでもないのです。 これは「受け入れる心」のことを言っています。 スポンジが水を吸うように、素直にまっすぐ受け入れる、そのような心を持つことが大事だと言うのです。 空海さんやお坊さんだったら、仏教の教義、師匠の教え、修行での悟りとかそういうことだと思うのですが、 私たち一般人だと、たとえば、神仏が自分を守ってくれていることに気づいた、その感覚、 神仏が歓迎してくれていることをなんとなくでもわかった、その感覚などです。 空海さんは長安で教続きをみる
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