前回、境内社に神様が「いる」場合、2つのタイプに分かれると書きました。 まずは、境内社に神様がずっと鎮座している、というタイプの説明です。 この神様(ほとんどは眷属ですが)は、勧請元の「ご祭神の代理である!」という意識が強いです。 たとえば、静岡県の来宮神社には「三峯社」という末社があり、ここには実際に、三峯神社から眷属が来ていました。(『あなたにいま必要な神様が見つかる本』に詳細を書いています) この眷属はずっと境内社にいます。 三峯神社のご祭神の代理としてここにいる、という意識を持っています。 勧請元の三峯神社との絆がとても強く、いるところは来宮神社なのですが、出張で来ている、といった感じです。 ニュアンス的には、海外赴任のほうが近いかもしれません。 所属はあくまでも三峯神社であり、親分は三峯神社のご祭神です。 他の神社の境内にあるお社ですが、このように独立性を保っているのが、「勧請元から来た神様がずっとお社に鎮座している境内社」なのです。 この境内社がありがたいのは、わざわざその、本家の神社まで行かなくてもいい、ということです。 三峯神社は関東の山の中のあります。 簡単に行けるところではあり続きをみる
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