本日もいくつかの神社を取材してきました。 お稲荷さんにも参拝したので、昨日の記事に書いた疑問を聞いてみました。 すると、「お前はどう思うのか?」と、逆に質問をされました。 えっと……私はですね、「眷属として帰りたくないのかな」と思います、ということを言いました。 境内社に招かれて、実際に行くのは「眷属」です。 たとえば……伏見稲荷でも祐徳稲荷でも、どこかから勧請をされると、伏見稲荷や祐徳稲荷のご祭神である「神様の」お稲荷さんが行くわけではありません。 眷属が行きます。 神様が、勧請された神社に一番合う眷属を選んで、派遣しているのです。 眷属だったお稲荷さん(お稲荷さんとは、神様・眷属に関係なく、キツネ姿の高級霊すべてをさしています)は、新しい神社では神様として祀られるわけです。 そこに長くいれば(長く修行していれば)、神格も上がり、新たに自分の眷属を持つお稲荷さんもいます。 鎮座しているのは、他の神社の境内社なのだけれど、「神様」として信仰されていて、新しい自分の眷属もいて、そこには自分の世界があるわけです。 いくら派遣先の神社がさびれたからといって、もといた神社に戻ると……「眷属」という身分に下がります。 それが嫌なのかな? と、私は思ったのですが、あっさり「違う」と言われました。 そうか、違うん続きをみる
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