時間を見つけては、ちょこちょこと取材に出かけています。 先週の、神在祭時の取材のお話は、まだ記録をしていないので、また今度改めてゆっくり書くことにして……。 今日は、先月、訪れたお寺について書きます。 「龍岩寺」です。 石段を登って行くと、右手にちょっと壊れかけているようなお堂があって、そこで拝観料を支払います。 そこからさらに山道を、少し登るのですが、 私の他に参拝客は誰もいなくて、シーンとしていました。 このような岩のトンネルがありました。 お堂は正面に見えていますが、参道は右側です。この分かれ道のあたりで、上のほうから話し声が聞こえてきました。 2人が会話をしている声です。「上に誰かいるんだな~」と思いました。 どこにいるのかな? と見ましたが、この位置ではわかりません。話し声は、ここから登って行く間も、ずっと続いていて、何を話しているのか内容までは聞き取れませんでしたが、会話は弾んでいるようでした。 参道を登ってこの場所に来ると、お堂が見えます。ここまで来たら話し声は聞こえなくなりました。 で、大きな岩をまわり込むところで……目の前を影が横切ったのです。 床板の一番奥、板の端っこの向こう側に、白い陽だまりがあります。そこをけっこう大きな丸い影が、右からスッと出て、またすぐに、右にスッと入ったのです。 丸い影というのが何なのかわからず、「人の頭かな?」と思ったのですが、「真ん丸だし違うよなぁ、ま、でも、誰かいるのだな」とまわり込んでみたら……誰もいないのです。 うわぁ…… と思いましたが、仏様のそばなので悪いものではなく、気にせずにお堂に入りました。 中はこんな感じです。 真ん中でご挨拶をして、格子に近寄り、 すき間に顔を近づけて、「えっと? この仏様は……」とよく見ようとしたら、「阿弥陀だ」と言われました。名乗ってくれた仏様は初めてです。 横の薬師如来さんも道が繋がっています。 けれど、お不動さんは……非常に薄くて弱かったです。 はて? どうしてこんなに薄いんだろう?と、じ~っと見ていたら、横の阿弥陀如来さんが、「炎が続きをみる
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