神社仏閣に参拝した時の体験を、こんなことがありました~、あんなことがありましたよ~と、多くの方がお手紙やメッセージで教えてくれます。 それを読むのは本当に楽しくて、「ああ、良かったですね~」と嬉しく思ったり、「へぇ~! そんなことがあったんですね!」と驚いたりと、たくさんの感動や癒やしをもらっています。 楽しかったです、という感想がほとんどですが、たまに落ち込んでいる方もいらっしゃいます。 ご本人が、何かちょっと引っかかる……と思うことがあって、「嫌われたのでしょうか」と悩んでおられるのです。 これも、「いえいえ! 全然、そんなことはありません。大丈夫ですよ~」という内容ばかりです。 神仏を好きだからこそ、不安になられるのだろうな、と、そのお気持ちはとてもよくわかります。 私は、長野県の小菅山で、下山中に足元が滑って、おっとっと~、と転びそうになったことがあります。 その少し前に山頂で、断りもなく聖域に入り(聖域と知らなかったのです)、大天狗さんに軽く転ばされていました。 下山中に転びそうになった時は、「それはワシではないぞ」と、大天狗さんに言われました。 なんでもかんでもワシのせいにされては困るわ~、という感じでした。 たしかに、何かあるたびに、それを全部、神様や眷属のせいにするのは違うな~、とその時に思いました。 ついでに言うと、聖域で軽く転ばされたのはペナルティです。 大天狗さんは怒っていませんでしたし、私のことが嫌いだったからでもありません。 その証拠に、楽しい会話をして、とても親切にしてもらいました。 神様と話をしているさいちゅうに、派手に3回、転んだこともあります。 会話をしている神様は天照大神様でした。 私が「3回も転ぶのは縁起が悪いです~」と言うと、不思議そうな顔をされていたのが、こちらとしても「あれっ?」という感じでした。 天照大神様は、にこやかでとっても優しくて、いろんなことを惜しげもなく教えてくれました。(本の取材で行ったので、本に詳しく書きますね) こちらも私のことが嫌いで転ばせたわけではないのです。 滑りやすい砂利道でしたから、物理的に足が続きをみる
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