たまにいただく質問です。 仏壇にお供えものをする時、ちょっぴり悩んでいるという方がおられます。 和菓子などは袋を開封して、食べられるようにしてから、お供えする。 お寿司などもパックを開封して、食べられるようにしてから、お供えする。 ジュースなどは缶を開けて、飲めるようにしてから、お供えする。 そこまではいいのですが、さて、それでは、ちらし寿司のような、お箸でしか食べられないものはどうすればいいのでしょうか? という質問です。 おうどんをお供えしたいのですが、お箸も一緒にお供えするのでしょうか、という質問をいただいたこともあります。 結論から言いますと、お箸はいらないです。 私も子どもの頃、そこが不思議でした。 祖父母の家では、お盆には、仏壇に「おそうめん」をお供えしていました。 にゅうめんとしてお味噌汁みたいに作ったものと、茹でてつゆをかけたものが、交互にお供えされていたのです。 それを見て、「さすがにおそうめんは、お箸がいるのでは?」と子ども心に思い、祖父母に聞いたことがあります。 いらないということをそこで教わりましたが、自分でわかるようになるまで、「ご先祖様が食べにくいのでは?」と思っていました。 仏様は人間と違って、お供えされた〝物質〟をちゅるちゅると食べるのではないため、お箸はいらないのですね。 神様も同じです。 お刺身をお供えしても、お箸は必要ありません。(ついでに言えば、おしょうゆもいらないです) こちらは別の質問です続きをみる
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