神社仏閣で蚊に刺されました、拒否されているのでしょうか? 嫌われているのでしょうか? という質問もよくいただきます。 以前に一度、書いたのですが、私は秀吉さんの御廟で蚊に刺されたことがあります。 で、そのことを思いっきり気持ちよく忘れて、先月、本の取材で豊国廟へ行きました。 参拝直前まで雨が降ったりやんだりのお天気で、非常に湿度が高い日でした。 もちろんまだ夏ですから、気温も高くて、蚊がいないわけがない、という日だったのに…… 例によって何も考えずに参拝しました~。 ええ、そうなんです、のほほ~んと虫除けスプレーもせず、半袖シャツにスネから下が丸出しのズボンで行きました。 そんな格好で、蚊が大量にいるであろう山の中に入ったのです。 供養塔の前で手を合わせている時は目をつぶっているし、蚊が寄ってきても払えないので、「秀吉さん、お願いします! 刺されないようにして下さい」と、無理を承知でお願いをしました。 お願いしつつ、虫除けスプレーもせず、長袖や長いズボンをはくわけでもなく、刺されて当然の格好で来ている自分が悪いのに、刺されないようにしろ、とお願いする私ってどうなん? と思いました。 その後も秀吉さんはなんとか蚊を止めてくれていて、刺されはしなかったのですが、何匹か寄って来ます。 秀吉さんが言うには、たとえば100匹のうち、95匹は押さえられても、残りの5匹はすり抜けてしまうことがあるそうです。 その5匹は自分でなんとかしろ、とのことで「動け」と言われました。 で、言われた通りに供養塔のまわりをさくさく歩きながら会話をしていたのですが、興味深い話、面白い話になると、「えええっ!」と、つい立ち止まって聞いてしまいます。 立ち止まると、蚊が、ぷぉ〜んと音を立てて寄ってきます。 「秀吉さ~ん!」 「どうした?」 「残りの5匹が~、寄ってくるんですぅ」 ( ̄_ ̄ i) …………。だ〜か〜ら!立ち止まるなと言ってるだろうが……。 と、思ったであろう秀吉さんに、「歩け!」と言われました。 夏の日の雨上がり、曇り空で湿度も温度も高い日に、半袖シャツ、足もスネから下を出している格好で、虫除けスプレーもせず(しかも山の中)、これなら5~6ヶ所刺されても、お礼を言うレベルだな、とその時に思いました。 それと、こちらも本の取材続きをみる
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