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Channel: 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba
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㉕御嶽とは

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これは私が実際に現地に行って、多くの御嶽に入らせてもらい、自分の目で見て、さまざまな体験もして、南の島のあちこちで見えない世界の人にもお話を聞いて、知ったことを書いております。 個人的見解になります。 そこをご理解いただいた上でお読み下さいますようお願い申し上げます。 *~*~*~*~*~*~*~*~ 御嶽は、ひとことで言えば、〝守られている場所〟です。 本土の神社やお寺と同じように考えるのは間違いであり、その仕組みはまったく違っています。 癒されるとか、恩恵がもらえるとか、パワーやエネルギーを充電してもらえるとか、そのような場所ではないのです。 見えない世界で御嶽を守る人は、成仏した人もいれば、幽霊もいます。 その方々が〝真剣〟に、〝全力〟で守っている……それが御嶽です。 守っている理由は「神聖なところだから」です。 この「神聖」という言葉は、私たち本土の人間が思う意味とは少し違っています。 (私だけかもしれませんが)神聖というと、神様仏様がいるような、神がかった素晴らしく清らかで、波動の高いキラキラした場所、と思ってしまいますが、御嶽で言う「神聖」はそうではなく、どちらかと言うと「聖廟」とか、「御陵」とか、そっち方面の雰囲気を指しています。 亡くなって長い年月が経った人、長い年月に渡ってずっと信仰され続けてきた人の「お墓」にある、聖地化された空気に近いのです。 御嶽は祈りの場所であり、本土にある神社のように、そこに神様が常駐しているわけではありません。 私は、神様が常にいる御嶽もあるのだろうと勘違いをしていました。 さらに、御嶽では簡単に誰でも交信ができるものだと思っていました。 どちらも間違いでした。 神様を〝御嶽に〟降臨させるのは、「ノロが祈って」「ノロが呼ぶ」という手順が必要なのです。 木や岩などに降臨してきた神様に、「ノロが願いを言う」それを「神様に聞いてもらう」というシステムです。 ですから、いくら霊能力があっても、呼ぶ方法がうまく合致しない場合は、御嶽に神様は降りて来てくれません。 そういう仕組みになっている場所だからです。 御嶽は、〝神様〟を信仰しているのですが、神社とは信仰自体がまったく違っています。 大きく異なる点は、神様を降ろすその同じ場所に、ご先祖様が結構な数で集まっている、ということです。 御嶽そのものを守る、御嶽を通して地元民や子孫を守る、というご先祖様方は、ノロだった人もいますし、近所に住んでいた人、南の島出身の人などさまざまです。 全員がその地のご先祖様なのです。 「御嶽を守らなければ」「子孫や地元民を守らなければ」という意識があり、さらに自分の家系のご先祖様もここにいる、という人もいて、それでお墓ではなく御嶽にずっといるみたいです。 さきほども書きましたが、成仏した人も幽霊もいますから、成仏した人のみの御嶽、成仏した人が多いところは気持ち良く感じる御嶽となっていて、障りが出ることはありません。 幽霊のほうが多くいるところは、幽霊側にまったく悪気がなくても、幽霊自体の波動が低いせいで心霊スポットのような感じになっています。 御嶽を訪れて体調が悪くなったという人は「波動の低い霊気にあたったから」で、御嶽の祟りとか、呪いとかそのような恐ろしいものではありません。 もしも、御嶽で何か失礼をしでかして叱られてもその場限りです。 本土に帰ったあとあとまで、追いかけてきて、しつこく叱る、ということはないです。 幽霊は本土までついてきたりしませんが、霊感が強い人は南の島を離れても、しばらくはその影響に悩まされます。 叱られるのはまだいいほうで、見えない世界で入ってはマズいイビにうっかり入ったり、凝縮されたような濃すぎる(適切な言葉がありません)祈りの場に入ってしまうと、守り人に気に入られることがあり、そうなるとあとが大変です。 イビに入ってしまったら、人によって背負わされるものが違うというのは、霊能力がある人は御嶽を守る仲間に誘われる可能性があるからです。 イビの中に入るということは、御嶽を信仰する意思アリ、と見なされます。 自分では「私には霊能力はありません」と思っていても、向こうから見れば、まだ開発されていない眠った能力でも、そこはハッキリとわかります。 その人の性格なども見て、「是非、仲間に来て〜!」と、誘われることもあるのです。 男性は安心かと言うとそうではなく、守り人の仲間に誘われる可能性があります。 南の島の人々は、「仲間」と認めると、垣根を取っ払って、古くからの友人のように、または親兄弟のように、こちらを全面的に信用し、仲良くしてくれます。 受け入れる、と決めたら、とことん受け入れる、それが南の島の見えない世界の方々です。 純真なのです。 記事に書きましたように、御続きをみる

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