今から私が書くことは、仏教や神道の教義、および、お坊さんや神職さんのおっしゃることとは、違っております。 仏教や神道での、おふだの意味や位置づけなどをお知りになりたい方は、神社仏閣に行かれてお聞きになるか、お坊さんや神職さんが書かれたものを、お読みになることをおすすめ致します。 私が書くものは、すべて個人的見解であるということをご理解いただいたうえで、お読み下さいますようお願い申し上げます。 *~*~*~*~*~*~*~*~ まず、前回書いた、「開眼供養で仏様の魂を入れてしまったら、勤行をしなければなりません」という文章ですが、私が言う〝仏様〟とは、お不動さんや観音様、毘沙門天さんなどの、本物の仏様のことです。 仏壇の中におられる方々のことは、〝ご先祖様〟と書いておりますので、そこで区別をしていただければ、と思います。 ご先祖様は仏様とは違いますから、仏壇を開眼をしても、勤行はしなくて大丈夫です。 仏壇ではないところに、写真、位牌、お骨等を置いて、そこにお水をお供えするのはどうなのでしょうか? というご質問がありました。 まず、水を欲しがるのは誰なのか? を知っておかれるといいです。 これは、成仏していない幽霊しかおりません。 水が欲しい、水を飲みたい! というのは幽霊だけなのです。 神様も、仏様も、成仏したご先祖様や、亡くなって成仏しているおじいちゃん・おばあちゃんはお水を欲しがりません。 のどは乾かないのです。 ですから、幽霊以外は、基本、お水はお供えしなくてもいい、というわけです。 神様はお水よりも日本酒のほうを喜ばれますし、成仏したご先祖様はあたたかいお茶を好まれます。 仏様はお酒でもお茶でもどちらでもいいです。 仏壇以外の場所に写真や位牌を置かれている方は、お供えしたお水は、故人が飲んでいるのではなく、幽霊が飲んでいる可能性がありますから、お茶にしてあげると喜ばれます。 幽霊はお茶を飲まないので安心です。 ついでに言えば、ご飯のお供えも注意されたほうがいいです。 これも神棚・仏壇だったら大丈夫です。 しかし、神棚・仏壇以外の場所は、幽霊が食べている可能性があります。 「神様、福運を招くコツはありますか?」という本に書いた〝おにぎり作戦〟ができるのは、幽霊が食べられる唯一のものが白いご飯だからです。 逆に言えば、幽霊は白いご飯しか食べられません。 なので、神棚・仏壇以外の場所にお供えをする、という方は、ほかの物にされたほうがよいと思います。 幽霊が食べられるのは白いご飯限定ですから、お赤飯や炊き込みご飯だったら、仏壇以外でお供えしても大丈夫です。 他にも、お饅頭などのお菓子とか、果物も大丈夫ですし、私の実家では、夏になるとおそうめんを仏壇にお供えしていて、そのようなお料理も問題ありません。 重ねて言いますが、幽霊に居ついてほしくないと思われる方は、神棚・仏壇以外の場所に、続きをみる
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