初詣についてです。 なぜ、記事の順番が、初日の出より前なのかと言いますと、先に初詣を終わらせているからです。 大部分の神社は夜に参拝しないのが基本ですが、1月1日の年が明けてすぐの夜だけは特別です。 しかも、早めの参拝が、ご挨拶としてはより丁寧なので、行くことができるという方は一度体験されてみるといいかなと思います。(初めて深夜の初詣に行かれる方は大きな神社、有名な神社がおすすめです。感覚でわかりやすいからです) 年明け一番に行くことは、昼間に行くのとは少し雰囲気が違うんだなぁ、と気づかれることと思います。 あ、でも、だからと言って、お昼に行くことが失礼という意味ではありません。 新年のご挨拶をしに行くことは、それ自体が神様に対する礼儀正しい姿勢ですから、いつ参拝してもそこに変わりはないです。 ただ、早めに行くほうが、ほんのちょっぴり……わずかに丁寧さが増す、というその程度です。 私の場合、どうしているかと言いますと……。 年末年始は毎年、実家に滞在しています。 1月1日の午前0時になったら、母がまず実家の神棚にロウソクを灯して、新年のご挨拶をします。 お供え物は数分前に神棚に載せているので、神棚はお祝いムードで明るいです。 ロウソクは、燃え尽きて自然に消えるまで待っても、途中で消してもどちらでも構いません。 同じく、仏壇にもロウソクを灯し、お線香も焚いて、新年のご挨拶をします。 普段は、神様のほうが遠慮をして「仏に先に手を合わせなさい」と言いますが、新年の挨拶はどちらが先でもオーケーです。 私は、両親が神棚を先に拝んでいるので、仏壇のほうからご挨拶をしています。 両親が神棚に挨拶を終えて、仏壇の前に来た時に、入れ替わりで神棚のほうへ行きます。 家の者が神棚と仏壇にご挨拶を終え、ロウソクが消えたらお供え物を下ろし、お下がりを冷蔵庫に入れたりして片付けます。 それから神社に初詣に行きます。 ここ数年は、母と元夫と私の3人で行っています。(父は朝が早いので、遅くまで起きていられないからです) 地域で一番歴史があり、大きな力をお持ちの神様がいる神社に参拝しています。 神社は、夜中だというのに意外と混雑していて、駐車場は満車、神前には長い行列ができており、早い時でも30分、年によっては1時間以上待っての参拝となります。 子どもの頃は、祖父母の家で年越しをしていましたから、神棚にご挨拶をしたあとは、生まれ故郷のお稲荷さんに初詣に行っていました。 お稲荷さんは、小高い山の上にあり、真っ暗な墓地の中を抜けなければ行くことができません。 到着しても参拝者は誰もいなくてあたりは暗闇、シーンとしていたのですが、不思議と怖くありませんでした。 年が明けて一番にお参りに来てくれたか、よしよし、と、お稲荷さんはニコニコと、とても嬉しそうでした。 初詣は特別な感じがしますから、服装はよそいき着にしなければ失礼? と悩む方がおられるかもしれませんが、普段着でも問題ないです。 スーツを着て行続きをみる
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