国東半島、最後のご紹介です。両子寺(ふたごじ)です。最終日の最後に行きました。なんだか有名なお寺みたいだから行っとく? と、まったく期待せずに行ったのですが、ここの護摩堂のお不動さんはすごかったです。護摩堂は入ったところが、お賽銭箱のこちら側になっています。そこで天井を見上げると、原木のままの梁が何本もあって感動します。あぁ、昔はこんな感じだったんだな〜、と、妙になつかしい気持ちになるのです。前世の記憶が反応しているように思いました。外陣にもセルフで入れるようになっています。 内陣の真ん中がお不動さんで、右に阿弥陀様、左は最澄さんでした。ここのお不動さんはとても強いので、お近くの方はご縁をいただくといいです。「魔」も「生霊」も祓ってくれます。私が参拝している間、誰も来なかったので、「ラッキー♪」と、独り占めさせてもらいました。本当に居心地のよいお堂でした。内部は撮影ができなかったので、正面にあった石仏の画像を載せています。 大講堂に行く途中に稲荷社があったのですが、スルーさせてもらって、大講堂を見学し、そこから奥ノ院に向かいました。参道には大きな鳥居があります。鳥居をあがったところにあった石柱に「元文三年」と、サラッと刻まれていました。約280年前です。国東半島は約300年前のものが風景にとけ込んでいる、それが普通、という珍しい地域です。 この石の祠も古そうですし…… ふと上を見上げると、石塔があったり…… このような石仏&祠があったり…… 灯籠なのか祠なのか、よくわかりませんが、山肌に立っているものもありました。なぜ、そんなところに? と不思議でした。 あ、奥ノ院が見えてきました〜。 弘化3年(1846)旧杵築藩主松平候の寄進によるものだそうです。 奥ノ院の横から奥に入れるようになっていました。 建物と岩の間を進みます。 すると、このような仏様コーナーがありました。 見えにくいかもしれませんが、右端の仏様の下に水が流れています。続きをみる
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