仏様のお話は前回で終わりだったのですが、説明不足のところがございましたので、ちょっとだけ補足しておきます。 ご縁をもらっている仏様がいて、同じ仏様を別のところで参拝しても、自動的に窓口が変わることはないです。 たとえば、私は吉野山のお不動さんにご縁をもらっていますが、成田山新勝寺のお不動さんにお参りもしましたし、ご縁もいただきました。 でも、私の窓口は変わらず吉野山の権現お不動さんです。 これは説明が難しいのですが、自分の中に吉野山のお不動さんがいるからです。 引っ越しをしても、このままにしておけば、窓口は変わりません。 でも、自分の中にいる吉野山のお不動さんを成田山新勝寺のお不動さん(こちらにもご縁をもらっています)に、置き換えたら、窓口が変わります。 お不動さんに「変えます」と宣言する、お不動さんに「変えてください」と頼む、そういうことではなくて、自分の中にある像と言いますか、自分の中にある存在を、どのお不動さんにするか……の問題です。 仏様に最初にご縁をいただく時、自分と合う仏像を探す、ということをお話しました。 あの話と同じです。 「この仏像だ」と思ったお不動さんを……自分の中に置きます。 それからご縁をいただけるように、丁寧に参拝したり、通ったりします。 どの不動明王像を自分の中に置くか……は、自分の意思です。 その置いたお続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』