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これは、叔母の話です。
この叔母は、祖父母の4人の娘の次女にあたります。
母が高校生の頃、7日続けてお参りをすると願掛けをし、うっかり忘れた時に、夜、一緒に墓場を通ってお稲荷さんまで行った人です。 (その話は →コチラ)
その時に、叔母がお稲荷さんの祠の中を覗いて見ると、、多くの狐 (眷属) が、こちらを向いて、に~っと笑っていたのだそうです。
口が三日月のようだったと言っていました。
私の生まれ故郷のお稲荷さんは、ものすごくたくさんのお供え物を持って行くと、神様と眷属が宴会をします。
中にはお酒が好きではない眷属もいたりして、そういう眷属は饅頭とか和菓子を食べます。
人間と同じですね。
お酒を飲んで、たくさんのお供え物で宴会をする神様と眷属・・・いい感じの和の雰囲気を持ったお稲荷さんです。
宴会をするのは、私の生まれ故郷のお稲荷さんだけなのか、他のお稲荷さんでもしているのか、私は見たことがないのでわかりませんが、神様の格が高ければ、そうやって眷属の面倒をみていると思われます。
宴会の様子を一度見てみたいとは思うのですが、見るためにはたくさんのお供え物を持って行かねばならず・・・まだチャレンジしたことはありません。
そんな明るい雰囲気の生まれ故郷のお稲荷さんですが、眷属の1人 (1体) に、まだ娘だった叔母は大変気に入られました。
祖母の体にその眷属が降りた時 「ワシが守ってやる」 とハッキリ言ったのだそうです。
その眷属というのが、ものすごく陽気な性質で、他の叔母たちも 「面白かったよね~」 といまだに言っています。
この眷属はお酒が大好きで、祖母の体に降りてくると、祖母はお酒を飲んだそうです。
祖母自身はお酒が一切、飲めません。
飲むと気分が悪くなる体質なので、本当に一滴も飲めないのです。
それが、眷属が体に降りて来ると、コップにいっぱい入ったお酒を、ぐぐーっと一気に飲み干したといいます。
もちろん、酔ったり、気分が悪くなったりもしません。
眷属が体から離れても、お酒は体内にまったく残ってなくて、あれは不思議だった、とみんな言っています。
ある日、祖母に降りた叔母を守ると言った眷属は、お酒が入ると、 「今日は歌でも歌おうかの」 と言い出したそうです。
( ゚ ▽ ゚ ;) は? 歌?
叔母も祖父もビックリしていると、眷属は、聞いたことがない、訳のわからない神の歌を元気に歌ったというのです。
なんだか笑えますね。
いいなぁ、その眷属。
「何じゃ、そりゃ?」 と思いつつも、黙って静かに聴いた叔母や祖父も笑えます。
眷属は、キツイ性質のものや、毅然として厳しいもの、プライドが高いもの、怒りっぽいものなどが多いのですが、なかにはこういう陽気で楽しい眷属もいるのですね。
神仏の世界は奥が深くて面白いなーと思った話でした。
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