まずは、たとえ話です。 A子さんは、ミュージシャンになりたいと思っています。 A子さんには作曲の才能があり、歌唱力もあります。 多くの人を歌で癒やしたい、という夢も持っています。 その夢を実現させるために、A子さんはデビューを考えていますが、デビューの方法にこだわりがあります。 音楽界には、〝曲は全部自分で作りました新人賞〟という、有名な賞があります。(完全に創作のお話です) この賞を受賞してデビューすると、テレビやラジオなどから出演依頼がたくさん来て、一気に名前が売れます。 短期間で日本中に歌を届けられる、というわけです。 この賞は、ミュージシャンを目指す人のほとんどが……つまり、多くの人が受賞したい! と狙っています。 そこで、A子さんは神仏に願掛けをしに行きます。 「神様、次の〝曲は全部自分で作りました新人賞〟を受賞できますように! 受賞してデビューができますように! どうかお願いします!」 A子さんのこの願掛けの仕方は、悪くはないのですが、以下は私からのアドバイスです。 私がA子さんだったら、「デビューさせて下さい」とお願いします。 祈願のコアの部分は、〝デビューすること〟だからです。 けれど、どうしても〝曲は全部自分で作りました新人賞〟がほしい! 絶対にほしい! この賞を受賞をしてからのデビューしか考えていない、という場合…… 私だったら、「次の」というフレーズは言いません。 「5年以内に受賞できますように」と言います。 というのは、すでに来年や、さ来年は、見えない世界では、受賞者が決まっているかもしれないからです。 多くの人が「ほしい!続きをみる
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