おじいさんのことをブログに書く前から、せっせと説得はしていたのですが、 おじいさんの話を書いた翌日(4日です)、なんと、おじいさんは我が家の玄関の前で、私を待っていました。 ブログに書いたことは知らないと思うので、私が「しつこく説得するぞ〜」と決心したことが、気配でわかったのかな? と思いました。 外出しようとドアを開けたら、そこにいたので、ビックリしました。 私に、おじいさんの姿は見えません。 けれど、不思議なことに、なぜかこの日から、おじいさんの車椅子が見えたのです。 おじいさんは、私と一緒にエレベーターのところに行き、一緒にエレベーターに乗り、エントランスのところまでそばにいました。 話を聞きたかったみたいです。 そこで、一方的に話しまくりました。 「光のほうへ行くと成仏できますよ」 「おじさん(おじいさんと本人に言うのは失礼なので、こう呼びかけています)のご両親と会えますし、親しかった人とも会えます」 さらにこうも言いました。 「ここにいたのでは、いつまでもこのままですよ?」 「何年も、何十年もマンション内をさまよい続けることになります。状況は変わりませんよ~」 「おじさんは誰にも気づかれず、ここでずっとひとりのままですよ」 おじいさんはじっと聞いているのか、車椅子しか見えない私には、おじいさんの様子はわかりませんでした。 さらに、その翌日、おじいさんはまたまた、我が家の玄関前で待っていました。 その日は急いでいたし、昼間は他の住人と会う可能性があって、ゆっくり話せないので、 「おじさん、今日の夜にお話をしましょう。ゴミを捨てに、夜出ますね」と言うと、おじいさんはついてきませんでした。 その夜、ゴミを持って、玄関を出たら、そこにおじいさんがいました。 1階のエントランスに降りて、誰もいないエントランスでゆっくりと説得をしました。 光は小さく見えるかもしれないけれど、近くに行けば行くほど周囲が明るくなっていくこと、 光の向こうでは、ご両親をはじめ、兄弟や親戚、親しかった人が、まだかな、まだかな、とおじいさんを待っていること、 まだ来ないおじいさんのことを、迷っているのでは? 幽霊になっているのでは? と心配してい続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』