昨日は神様がいる霊山に登りました。 その山に登る人は、1ヶ月にひとり? いや、2ヶ月にひとり? というくらい、登山者のいない山でした。 山頂近くには平たい石があちこちにたくさんあって、石段っぽくなっているところもありました。 昨日は雨がザーザーと降っていたので、使い捨てのレインコートを着て山に登りました。 山頂付近には小さな祠があり、そこに龍がいました。 山岳系神様の眷属には大天狗もいます。 小さな祠に手を合わせて、そこから戻る時でした。 参道とも言える細~~~い小道の右側は山肌で、左側は崖になっています。 崖、と言っても、切り立った岩場ではなく、草が生えています。 草が生えてはいるのですが、ほぼ垂直の崖です。 その小道を歩いていて、平たい石の上にうっかり乗ったところ、つるりん! と派手に滑りました。 滑った瞬間にバランスをくずし、体が大きく崖のほうに傾きました。 どう考えても転ぶ角度で傾いています。 その崖に、もちろん柵などありません。 落ちたら、最後です。 あら? これ、ヤバいよな、崖の下まで落ちるな〜、と冷静に思いました。 命が助かっても大ケガだな、と。 倒れる! と思ったその時でした。 なぜか、ふわりと体が逆方向に押され、おかげでバランスを取ることができて、「おっとっと」と山肌のほうへ2、3歩よろけただけですみました。 奇跡のような、物理的にありえない展開でした。 助かったあとでどれだけ危険だったのかがわかり、続きをみる
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