イギリスには夕方に到着したので、その日は空港からホテルに行くだけでした。 翌日、ウエストミンスター寺院やビッグベン、ロンドン・アイのあたりをまわって、最後に「ついでに行っとく?」みたいな感じで、バッキンガム宮殿に行きました。 というのは、過去に行ったことがありますし、時間的に衛兵の交代式が見られるわけでもないし、宮殿の敷地内には入れないので、外観を写真に撮るだけです。 でも、せっかくロンドンに来たんだし、写真だけでも撮っとく? 程度の気持ちだったのです。 「へ? 識子さん、22年前の体験を忘れていたのですか?」 と、言われそうですが、まさか、あの、バッキンガム宮殿に神様がいるとは思っていませんでした。 イギリスという国のどこかにいるのだろう、と漠然と考えていたのです。 で、ロンドン・アイ(立ったまま乗る観覧車です。22年前に息子と乗った印象がよかったので張り切って行ったのですが、残念ながら休業中でした)から、てくてくと歩いて行きました。 公園の横まで来た時に、「あら? ここは神域になってる!」と気づきました。 するとそこで、バッキンガム宮殿の方向から、リスがタタターッと走って来たのです。 1月12日の記事に書いたように、わざわざ私のそばまで来て、私の足に手をかけて、大歓迎を示してくれました。 ここまで野生の動物を動かせるとは、すごい神様だな~、と驚いていると…… いきなり強風が、びゅうぅぅー! と吹きつけてきました。 続きをみる
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