ある夏のことです。 取材地に到着をしたのは、夜でした。 レンタカーの受付に行くと、すでに何人かが並んでいて、私も最後尾に並びました。 カウンターの窓口は2つあり、それぞれ女性が対応しています。 カウンターの外には案内係として、もう1人、女性がいました。 窓口は2つあっても、保険の説明をしたりするので、列はなかなか進みません。 まだまだかかりそうだな~と、ぼけ~~~っとしていたら、どこからか、軽~く「ブブブ」と聞こえます。 「?」と思いましたが、気にせずにいると、 またしても「ブブブ」と聞こえるのです。 「あら? なんだか自分の近くで聞こえるんだけど?」と、 何気なく、自分の胸のあたりを見たら…… なんと! そこに! でっっっかーーーいセミが! 心臓のところに、大きなセミがとまっていたのです! ひいぃぃ~~~! なになに? なんでー! 一体どこでくっついてきたん? と思いつつも、大きいのでビビります。 案内係としてカウンターの外にいた女性に、「すみませんが、取ってもらえませんでしょうか?」と言うと、 その人は「なにを?」と優しい感じでこちらを見ましたが、セミを見た瞬間に、「ひっ!」と固まりました。 そりゃそうだろうな~、続きをみる
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