息子さんの合格祈願をしに、初めて八坂神社(京都市)に行ったという読者さんからメッセージをいただきました。 息子さんは一浪です。 牛頭天王にノーマルな言い方でお願いしても聞いてもらえないかもしれない……ということは、私の書いたもので読者さんは知っていました。 でも、気に入ってもらえるような、気のきいた言い方が思い浮かばなかったそうです。 「自分の素直な気持ちで祈りました」と書かれていました。 ここまで読んで、うんうん、わかるわかる、大事な息子さんのために、心からお願いをしたのですね……と思い、 次に書かれている牛頭天王に話した言葉を読んだら……。 「息子は出来が悪く、これまであの子に期待をしたことはありません」と書かれていて、思わず笑ってしまいました。 え? それ、面白いですか? と思われた方がいらっしゃるかもしれないので、私をモデルにして、状況を説明します。 私には息子がいます。 ひとり息子です。 ですから、ものすごーーーく大事で、ものすごーーーく可愛いです。 目の中に入れても痛くありません。 その大切な息子が受験に失敗して浪人したとします。 その後、1年間、息子が努力したことを、私は知っています。 なんとか次は合格させてあげたい! と神社に祈願をしに行きました。 鳥居をくぐったところから、眷属や牛頭天王は私を見ています。 おや、えらく真剣に思い詰めている母親が来たな、と思っています。 私は、「神様になんとか力を貸してもらわねば!」「可愛い息子のために!」と、必死の形相で歩きます。 息子への愛情がダダ漏れです。 うわぁ、この様子だと、ガチガチに真面目な感じで、「大事な息子のためにお願いに来ました! とってもいい子なんです! 努力もしました! 合格させて下さい!」と言うだろうな~、そう思って眷属や牛頭天王が見ていると…… 「牛頭天王さま、大好きな息子のために来ました! 大切なひとり息子です。あ、でも、正直言って、あの子に期待をしたことはないんです」と言続きをみる
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