将門さんの「北斗七星めぐり」の中に『水稲荷神社』があります。 この神社のご紹介の中で、「お塚信仰をするつもりがないという人は、裏には行かないほうがいいです」と書きました。 桜井識子『平将門さん北斗七星』北斗七星の始点となる「鳥越神社」です。 のぼり旗がカラフルでいいですね。明るく活気があります。 ここには陽気で面白い神様がおられます。 …ameblo.jp 「お塚信仰」って何だろう? と思われた方から、質問をいただいたので、ちょっと説明をしておきます。 あ、その前に、お稲荷さんという名称についてです。 お稲荷さんの神社(そこそこ大きい神社です)には、まず、ご祭神としてメインのお稲荷さんがいます。 メインのお稲荷さんは「神様」です。 で、神様のお稲荷さんの下には、眷属のお稲荷さんが子分として仕えています。 伏見稲荷のような大きな神社だったら、眷属でも、すでに神様になっていたりします。 普通の稲荷社だったら、眷属は「眷属」という身分ですが、この眷属もお稲荷さんです。 私は、ご祭神の神様も、眷属も、同じように「お稲荷さん」と書いているので、私の書くものに慣れていない方は「は?」と思われるかもしれません。 つまり、狐の姿から進化した伏見稲荷のご祭神ような神様(神格はものすごく高いです)も、 狐の姿をしたままの神様(姿は眷属と同じ狐ですが、神様です)も、 狐姿の眷属も、 狐姿の自然霊も……この全員が「お稲荷さん」なのです。 ここ、意味がおわかりになりますでしょうか。 種類なのです。 ですから、「お稲荷さん」と書いていても、神様のことだったり、眷属のことだったり、自然霊だったりするわけです。 で、お塚信仰です。 「お塚」というのは、稲荷神社内にある個人的な、小さなお社や、祠、石碑のことです。 伏見稲荷に行くとおわかりになると思いますが、稲荷山にはものすごい数のお塚があります。 続きをみる
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