言葉の使い方について、読者さんから、注意をされたり、お叱りをいただいたり、違うのではありませんか~? という気づきをうながすメッセージを、たまにもらいます。 それはおもに、次の2点についてです。 「おふだを飾る」 「おふだやお守りなどの授与品を買う」 まず、どうしておふだを「飾る」と表現しているのか、こちらの説明からしますね。 私のもとには、ありがたいことに、たくさんの方からメッセージが届きます。 その中には神道の知識がまったくないという方がいらっしゃいます。 ご両親の宗教の関係でそうなったという方と、ご両親が無宗教で宗教を信じていないため、宗教にふれずに育ってそうなったという方がおられます。 私が「おふだを祀る(まつる)」と書くと、「お水をお供えするのですか?」という質問が来たりするのです。 大辞林では、「祀る」について、 ① 飲食物などを供えたりして儀式を行い、神を招き、慰めたり祈願したりする。 「神を-・る」 「船霊ふなだまを-・る」 「皇太后の御体不予したまふ、天神地祇を-・る/続紀 天平宝字四」② 神としてあがめ、一定の場所に安置する。 「戦死者の霊を-・った神社」③ あがめて上位にすえる。まつりあげる。 「隠居は城井の一間に-・られて/二人女房 紅葉」 というふうに説明がされています。 私の中でも ① の意味が、特に大きいです。 ですから、波動のみのおふだを、タンスの上などに置くことを「祀る」と書くのは、神道の言い回しに慣れていない方を混乱させてしまうのでは? と思うのです。 神棚ではないところに置くおふだにお水をお供えすると、よい影響があるどころか、正反対のことになってしまう可能性があります。 神様を信仰してみよう、という信仰心が芽生えた人に、そのようなことをさせてしまう書き方は、絶対にしてはいけない、と思っております。 それで「置く」と書いているのですが…… 長々と書く時に、「置く」という表現が続くと、「置く」「置く」「置く」となって、たいへん読みづらいのです。 そこで「飾る」という表現も入れてみました。 違和感を覚えた方、誠に申し訳ございません。 これからは気をつけて書くようにいたします。 おふだやお守りなどの授与品を神社で「買う」ことも、理由は同じです。 おふだを「受ける」とか「授かる」と書くと、無料でもらえる続きをみる
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