昨日は取材の移動で、けっこう長い距離を運転しました。 前日に宿泊していた地域から、2時間半かけて移動をして、そこで3ヶ所の神社に行き(そのうちの1社は山奥の数少ない住宅のど真ん中にあって、車を停める場所がないうえに、氏神様のようだったので参拝はしませんでした )、そこからまた別の地域へ2時間半かけて移動をする……というハードな1日でした。 私個人の、興味があるからこのあたりを取材しています、という取材だったら、訪れた地域をぐるりとまわります。 でも、次に書く本のテーマに沿った取材だったら……どうしてもピンポイントでの参拝になってしまうのです。 近くの神社仏閣をすべてまわっていたら、その地域に1泊しなければならず……そうなると、時間もかかりますし、取材費もかさみます。 なので、テーマから考えて「ここは外せない」というところだけを参拝しています。 今までいろいろな神社仏閣をご紹介してきましたが、読者さんから、「A神社に参拝していて、近くにある有名なB神社を参拝していないはずがないと思うのですが……紹介されていないということは、紹介ができない神社だったのでしょうか?」という質問をたま〜にいただきます。 「うわ~、B神社! 近くを通りましたが、行ってないんですよ~、すみませ~ん」 と、パソコンのこちらで頭を下げています。 3時間近く運転して行って、1社だけ参拝して、また3時間かけて戻った、というパターンもありました。 その時も、途中には有名な神社があったのですが、泣く泣く素通りしました。 時間とお金がたくさんあれば、ゆっくり日本を縦断できるのにな~、と思ったりもします。 昨日、訪れた神社には予想外の大きな黒龍がいました。 しかし……人間に優しくしてあげようという考えが、もともとないような龍でして…… 黒い龍ですから、私に関するマイナスの記憶が消えているのかどうか、聞いてみたかったのですが(このお話は『和の国の神さま』という本に書いています)、親しく会話するとか、そんな雰囲気ではなく…… というか、黒龍は自分が聞きたいことをひとつだけ私に聞いて、そのあと、頭上を泳いでいました。 龍は基続きをみる
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