東京駅から歩いて20分のところに「於岩稲荷田宮神社」があります。 少し前に、東京駅でたまたまマップを見ていて、「あれ? 田宮お岩って……これって四谷怪談のお岩さんのこと?」と気づき、興味があったので、なんの予備知識も持たずにてくてく歩いて行ってみました。 四谷怪談のお岩さんは皆様ご存知だと思いますが、怪談に興味がない方がいらっしゃるかもしれませんので、あらすじを…… と調べたら、四谷怪談って細かい部分が違う、いろんなストーリーがあるのですね。 まとめられないので、ウィキペディアから引用させていただきます。 四谷在住の御先手鉄砲組同心の田宮又左衛門のひとり娘である岩は、容姿性格共に難があり中々婿を得ることができなかった。浪人の伊右衛門は、仲介人に半ば騙された形で田宮家に婿養子として岩を妻にする。田宮家に入った伊右衛門は、上司である与力の伊東喜兵衛の妾に惹かれ、また喜兵衛は妊娠した妾を伊右衛門に押し付けたいと思い、望みの一致したふたりは結託して、岩を騙すと田宮家から追う。騙されたことを知った岩は狂乱して失踪する。岩の失踪後、田宮家には不幸が続き断絶。その跡地では怪異が発生したことから於岩稲荷がたてられた。 私が過去に何回かテレビで見たシーンは、お岩さんが毒薬を飲まされ、そのせいでだんだん顔が醜く崩れて腫れ上がっていき、クシで髪をすいた時に髪の毛がごっそり抜ける、というものでした。 戸板にはりつけられたお岩さんが、水死体の姿で川の中に浮かんでいたり、 最後は幽霊となってしつこくからみ、伊右衛門が狂ったように刀を振り回して、誤って後妻を斬ってしまうシーンなどが印象に強いです。 歌舞伎やテレビで四谷怪談をやる時は、お岩さんの神社に行かなければ祟られる……という話も聞いたことがあります。 「ってことは、お岩さんはまだ恨みを持っているのかな~」とそのような気持ちで行ってみました。 神社の少し手前まで行くと、江戸時代の女性が立っ続きをみる
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