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Channel: 桜井識子オフィシャルブログ「~さくら識日記~」Powered by Ameba
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川崎大師 〜神奈川県川崎市〜

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神奈川県川崎市にある「川崎大師」に行ってきました。 読者の方に、以前から時々、リクエストをもらっていたお寺です。 境内はそこそこ広く、池に橋がかかっていたり、五重塔などもありますが、今回は全部パスして大本堂に行きました。 護摩祈祷を見学させてもらうためです。 私は行く直前まで知らなかったのですが、ここのご本尊は空海さんなのですね。 「え? 私、以前にメールしましたよ~」という方がおられるかもしれませんが……。 (><;)  すみません、記憶の彼方に飛んでいました。 ご本尊が空海さんということで不思議に思ったのが、護摩祈祷がある、ということです。 私が今まであちこちを見てまわった経験から言いますと、護摩祈祷は不動明王にするところが多いです。 高野山や信貴山では毘沙門天に護摩を焚くお寺もあります。 でも、ここ川崎大師は〝空海さんに〟するのです。 珍しいです。 それはどのような祈祷なのか、絶対に見たい! と思いました。 川崎大師も成田山新勝寺と同じく、護摩祈祷を自由に見学していいそうです。 祈祷の時に、ご本尊の空海さんの真ん前まで入らせてもらえますから、ご縁もいただきやすいと思います。 須弥壇の中央には空海さんの像があって、向かって右に不動明王、左に愛染明王が安置されていました。 明王2体はそこそこ大きい仏像ですが、空海さんの像はそんなに大きくありません。 でも、「あ~、空海さんだ」とすぐにわかる仏像でした。 ここの護摩祈祷は本当にすごかったです! う~ん、言葉がちょっと違いますね。 「祈祷が」すごいのではなく、「空海さんが」すごい、「脇侍(わきじ)が」すごいのです。 祈祷が始まると、まず、須弥壇が仏の世界と繋がって、その空間が仏の世界になります。 「おぉ~」と見ていると、ほどなく大太鼓のリズムとともに「般若心経」を数名のお坊さんが唱え始めました。 すると、左右の不動明王と愛染明王が大きな体で前面に出てきました。 へぇ~!  2体同時に出てくるんだ~、ひゃ~、でっかー!  と、見つめていると、2体の仏様は須弥壇と内陣の境目のところまでしか出てきません。 この境目には天井から短い幕が下がっているのですが、ここまでしか出てこないのです。 「???」と思いましたが、続きを見ていますと……。 「南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)」と、空海さんのご宝号をお坊さん方が唱え始め、それに合わせて中央に座っている高僧が護摩の炎をぶわーっと大きくします。 その瞬間でした。 空海さんがとても大きな姿で出て来られたのです! !!! 私がそこで、言葉も出ないくらいに驚いたのは……この時の空海さんは、いつもの空海さんではなかったからです。 護摩を焚かれて姿をあらわした空海さんは、なんと! 仏様のお姿でした! 「え? どういうことでしょう? 空海さんは仏様になっておられる、っていつも書いてるじゃないですか?」と思われた方、えっとですね、通常の空海さんはお坊さん姿なのです。 空海さんは僧侶ではない私に、つまり、仏教に詳しくない私に、仏様のことや見えない世界のことを教えてくれたり、人としての道などを説いてくれます。 その時は、お坊さんのお姿で出てこられます。 威圧感のない、ごく普通のお坊さん姿で出てこられ、ガハガハと笑い、時には面白い冗談も言い、とても親しみやすい雰囲気で仏様の世界のことを話してくれます。 そしておっしゃることは、「仏教という難続きをみる

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