本日、参拝した神社の境内(そこそこ広い境内です)に、若い男の人がいました。 20歳~21歳ってところでしょうか、見るからに大学生、という感じの人でした。 その大学生は(勝手に決めました )、私のあとから来たのでのんびり参拝をしています。 すでに参拝を終えていた私は、大学生の邪魔にならないように本殿前の長い石段を降りました。 他に参拝客はいません。 とても静かな神社だったのです。 ゆっくり歩いて長い石段を降り、これまた長~い参道を歩き始めると……大学生が私を追い越して行きました。 私より背が高いし、若いので、歩くのが早いんですね。 スタスタと歩いて先を行き、私との距離が15メートルくらいあいたところで、大学生はいきなりくるっと振り返りました。 「えっ!?」と思っていると、大学生は深々とお辞儀をします。 彼がいるのは、一の鳥居をくぐった外側です。 一の鳥居ですから、その向こうは普通の道路です。 通行人がいますし、車も通っています。 大学生は、そんなことは気にしていないようで、90度にピシッと体を曲げて、それはそれは美しい姿勢でお辞儀をしていました。 しかも、頭を下げて、「1、2、3」と数える間、直角に体を曲げたままなのです。 信仰心がそのまま現れたようなポーズでお辞儀をすると、颯爽と去っていきました。 「お見事!」と、拍手を送りたくなる続きをみる
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