石川県に取材に行った時のことです。 前日の夜に金沢に到着、1泊して翌朝は白山に登り、その後、白山比咩神社に参拝しました。 当初の予定ではその時点で、すでに夕方になっているはずで、そのまま金沢を発つという計画でした。 白山の神様と、白山比咩神社の神様にお会いすることだけが目的の旅でしたから、時間ギリギリの計画だったのです。 しかし、当日、予定よりも白山登山が早めに終わったため、時間に少し余裕ができました。 どこか別の神社に寄る時間ができたのです。 そこで地図を見たら、白山比咩神社から金沢駅に向かう途中に神社がありました。 白山比咩神社から車で5分の距離にあったので、ちょっと寄らせていただこうかな、という感じで参拝してきました。 それが、金劔宮(きんけんぐう)です。 ここは神社のデパートみたいなところでした。 いろいろなお社があります。 まず、拝殿で祝詞を唱え、ご挨拶をしましたが、シーンとしていてお答えはいただけませんでした。 とりあえず、摂社末社のほうから見せてもらおうと境内を一巡し、ふと拝殿を見ると、男性が昇殿してお参りしています。 あ! 上がらせてもらってもいいんだ〜! と、私もお邪魔させていただきました。 男性が去って行ったので、改めて祝詞を唱え始めたら……。 「さっき、聞いたぞ」と言われました。 ハイは1回! 祝詞も1回! みたいなニュアンスでした。(^_^;) 祝詞は1回唱えれば神様はちゃんと聞いておられるので、重ねて唱えなくてもいいそうです。 ここの神様は古代の男性です。 膝の下をくくっているタイプのズボンをはいていますが、少し古く感じるので、古墳時代よりも時代は前のようです。 律儀に当時の姿を再現して出てこられ、顔にはイレズミがありました。(宇佐神宮の女神様もそうですが、そこまで表現するのは珍しいです) 剣の神様かな? と思いました。 日本刀のような刀ではなく続きをみる
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