筥崎宮を初めて参拝したのは息子を妊娠した直後でした。 まさか妊娠しているとは思わなかったため、一生懸命に子宝祈願をしました。 すると 「すでに授かっておる」 という声が聞こえました。 当時まだ聞くことができなかった私に声を聞かせることができた神様です。 相当強い力を持っています。 福岡にいる時は見たり聞いたりできなかったので、どのような神様なのか、詳しいことまではわかりませんでした。 久しぶりに境内に入ると、花嫁さんと花婿さんの記念撮影が行われていました。 2人だけの写真を何枚か撮って、それから親族一同の記念撮影をしています。 その日は朝から雨模様でしたが、ちょうどその時は雨が一時的にやんでいて、なごやかな雰囲気が境内に充満していました。 とっても素敵なひとときを、私もいただくことができて嬉しかったです。 私は本殿のみにしか参拝したことがなかったので、とりあえずぐるりと一周してみました。 本殿の後方には、左右に末社があります。 どちらも5社、連なって祀られていました。 本殿に向かって左手奥に位置する末社のほうが、波動が強かったです。 5社ともしっかり神様が鎮座されていました。 「手足の守り神」 とされているお社にも神様はちゃんといましたし、お稲荷さんも入っていました。 末社にお参りする人は少ないようでしたので、穴場ではないかと思います。 私は筥崎宮の神様のことを、海の神様だとずっと思っていました。 というのは、参道が海まで続いているし、博多名物 「山笠」 のご神事では、ふんどし姿の男の人が箱崎浜(筥崎宮の参道の先の海です)でお汐井取りをするからです。 今回参拝してわかったのは、ここの神様は海の神様ではありません。 「あれ? 海の神様じゃないんだ」 と話をしていてすぐにわかりました。 海の神様じゃないとすると……と、次に頭に浮かんだのは 「八幡宮」 ですから、石清水八幡宮や宇美八幡宮のように人間の姿で見える神様なのかな? でした。 が、これも違います。 筥崎宮の神様は、私も初めてお会いした種類の神様で……なんと言いますか、龍の親分、みたいな存在です。 高千穂峰(たかちほのみね)で見た黒龍や、上高地にいるどでかい穂高さん(私が勝手につけた名前です)よりも、もうちょっと格が上です。 龍と系統が同じ、似たような種類なのだけれど、龍よりもワンランク上の何か(名前がまだありません)、なのです。 姿では見えず、存在でしか見えませんでしたが、非常にどっしりとした大きな神様です。 出雲大社の会議では最上階にいるそうです。 そしてこの神様は優しくて、お話はたくさんしてくれますが、あまり笑いません。 それは気難しいというわけではなく、超超超マジメな性質だからです。 質問したことには、きっちりと誠意を持って答えてくれます。 加えて、泰然自若としていて、そこも龍の特性と似ているところです。 筥崎宮には 「敵国降伏」 と書いた大きな額が掲げられていますが、神様は平和がお好きだと言っていました。 戦いの願掛けをされることが多かったようですが、世の中を平和にするために加勢することもあれば、平和にするために逆に手助けしないこともあったそうです。 平和を愛するお話を聞いていると、「軍神」 というイメージとはほど遠い感じでした。 そして、この「続きをみる
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