読者さんから情報をもらったことがきっかけで、東京駅にある「東京ステーションギャラリー」で、現在、開催されている展覧会を知りました。 タイトルは「みちのく いとしい仏たち」です。 以下のサイトで、いくつかの神仏像を見ることができます。 みちのく いとしい仏たち東京ステーションギャラリーでは2023年12月2日(土)~2024年2月12日(月)の間、展覧会「みちのく いとしい仏たち」を開催いたします。www.ejrcf.or.jp さっそく行ってみました。 私が感動したのは、どの神仏像も、まったく〝厳しさ〟を持っていない、ということです。 お寺に安置されている仏像の中には、非常に厳しいものがあったりして、ザ・仏様! という感じであり、「失礼があったらすみません!」という雰囲気ですが、 民間仏はどの仏像も「仏さ〜ん、こんにちは〜」という感じで親しみがわくのです。 展示されていた神仏像を見ていると、思わず微笑んでしまう……というのが、私にとっては初めての経験でした。 というのは、彫刻した人や、その像を信仰をしている人々の「愛情」がひしひしと伝わってくるのです。 仏様から人間への愛情ではなく、人間側からの大きく深い愛情(信仰)です。 それが、ほんわか、ほんのりと漂っていて、なんとも言えない癒やしを与えてくれます。 愛情を持った信仰の素晴らしさを伝えてくれます。 どの神仏像も表情が個性的です。 実際の神様・仏様はよく笑いますし、「え?」という時はそのような顔をします。 困った時は困り顔をしています。 その表情をうまく表現しているので、「ああ、生きた神仏像だなぁ」と、私はそう思いました。 民間仏だからできることかもしれません。 行か続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』